平成21年6月21日(日)、兵庫県にある小野グランドカントリークラプ(経営=グランド開発(株)、TEL:0794-67-1500)で会員集会が開催され、 理事9名を選任する件と入会保証金の返還に関する会則(第8条2項)の改正が議決された。
同CCは、預託金返還請求のある会員に対しては額面全額を返還してきたが、会社の収益を勘案し年間1億5000万円〜2億円前後を分割で返還(受付順に3〜8年待機)し、返還中の会員は106名となっている。しかし、今後返還訴訟が増加した場合、法的手続きに至る恐れがあるとし、「多数決により会員の総意を諮る会員集会」と会則に織り込み、平等・公平な権利の保護を図るとしたもので。
会員集会は、会社から独立したクラブの自主的組織で、会則の重要事項、理事の選任及び理事会が必要と認めた事項を決議する。普通議決は2分の1以上、特別議決は3分の2以上で決議する。
「預託金の返還に関する会則8条2項改正の件」に関しては、
預託金返還請求があった場合、「会社の営業収益を原資とし、請求書の平等・公平を考慮して
理事会が定める方法により順次返還する」という項目を追加した。
同CCの会員総数は2277名(正会員1850名、週日会員427名、4月30日現在)で、預託金総額は
約98億6769万円となっており、当日は37名の会員が出席し、賛成1729名、反対80名、棄権468名
で可決。
「理事9名を選任する件」に関しては、
賛成が1785名(書面投票等含む)で、反対が28名、棄権が464名で、人数・額ともに3分の2以上の
賛成を得て可決。
出席した塩川正十郎理事長(元財務大臣)は「同CCは堅実経営をしており、預託金の返還について会社は全額返還する方針。経営の透明性と計画性については今後役員会で責任を持って対応する」と話したという。
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