美浦ゴルフ開発、ディベロップメント(株)(港区浜松町2-4-1、設立平成9年4月、資本金9000万円、川野恭代表清算人)は6月9日、東京地裁より特別清算開始決定を受けた。負債は約80億円が見込まれる。
オリックス(株)の出資によりゴルフ場の経営を目的として設立され、茨城県稲敷郡美浦村において「おかだいらゴルフリンクス」の運営を手掛けていた。
同ゴルフ場は圏央道稲敷インターから11km先に位置し、立地に比較的恵まれていた点もあり、応分の業績をあげていた。しかし、景気の低迷に伴う会員数の減少などで業績は苦戦に転じ、厳しい推移を余儀なくされていた。
そうした中、オリックスのグループ再編を機に、平成20年9月1日に設立された美浦ゴルフ開発(株)(東京都港区)へ事業を移管。同社は1月31日の株主総会で解散を決議していた。
また、関連会社のローズウッドゴルフクラブ、ディベロップメント(株)(同所、設立昭和59年1月、資本金5000万円、同代表清算人)も同日、東京地裁より特別清算開始決定を受けている。
同社は昭和59年1月に当時のみどり銀行系列として設立され、兵庫県小野市において「ローズウッドゴルフクラブ」の運営を行っていた。平成11年3月には神戸地裁において会社更生手続開始を申し立てたが、その後オリックスグループの資本参加により再建を果たしていた。
しかし、景気低迷の影響から最近の業績は苦戦が続いており、美浦ゴルフ開発同様、1月31日に株主総会において解散を決議し、会社分割により平成20年9月に設立したローズウッドゴルフクラブ(株)(兵庫県小野市)に事業を移管、1月31日の株主総会で解散を決議していた。
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