平成20年5月30日に東京地裁に民事再生法の適用を申請し、同年12月10日スポンサーのリべラホールディングス(株)(現名称・リベラ(株)、広島県)グループのオーナーである山本憲治会長が100%出資するT&T(株)のもとで再建する再生計画案が可決した木曽カン卜リー倶楽部(18H、長野県木曽郡木曽町開田高原末川3077、TEL:0264-42-3311)が、早くも経営交代したしたことが判明した。
平成21年5月14日に、T&T(株)の株式をリべラ(株)の山本会長から(株)井口(長野県諏訪郡下諏訪町6082-1、井口恒雄代表取締役)が取得して傘下に収めたもの。(株)井口のグループは、井口エネルギー(株)やRAKO華乃井ホテル(諏訪市)、自動車学校等を経営しているという。
井口エネルギー(株)は、平成11年6月に前身である(株)井口と静岡県に本社を在する鈴与商事(株)と合弁によって設立され、昭和6年に創業した(株)井口の営業形態を全面的に受け継ぎ、石油製品各種の販売をしている会社。
木曽CCでは、ゴルフ場名の変更はしない模様だが、経営会社・T&T(株)の社名を木曽カントリー(株)に変更し、代表取締役には井口氏が就任したとしている。株式の売買価額等は明らかになっていない。
ちなみに、旧経営会社・木曾高原開発(株)は、再生計画に基づいて会社清算の手続きに入っており、旧会員(退会・継続含む)には預託金の15%を5カ月以内に一括弁済し、T&Tは継続希望の会員に、預託金ゼロで譲渡可のプレー会員権を付与している。
尚、弁済率15%に関しては、清算中に残余財産が発生(木曾高原開発(株)が原告の訴訟で、4000万円の和解金を取得)したため、弁済率は16・5586%にアップし、6月9日に手続きを行った会員に対し弁済を行っている。
↓↓↓木曽CCのこれまでの経緯
平成20年5月30日、経営会社・木曽高原開発(株)が民事再生法を申請
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