『 民事再生中で「木曽カントリー倶楽部」(長野県)の経営会社・木曾高原開発(株)は、スポンサー候補として、リべラホールデイングス(株)(以下=リぺラ社、広島県)を選定したことが判明した 』と報じたが、申請代理人・西村國彦弁護士は、営業譲渡型の再生計画案をまとめ、10月下旬に会員を含む一般債権者に配布したことが判明した。
計画案の骨子は、
リぺラ社のオーナーである山本憲治会長が100%出資するT&T(株)(竹本芳基代表取締役、
資本金1000万円、平成18年2月8日設立)が、事業譲渡(12月10日予定、譲渡代金は推定約
4億円)を受け、ゴルフ場の運営・経営等を行い、木曾高原開発は譲渡後に清算するというもの。
会員への弁済条件は、
・全ての会員(退会・継続に関係なく)に預託金の15%を5カ月以内に一括弁済。
※木曾高原開発の清算で残余財産が出た場合、追加弁済あり
・継続を希望する会員は、下記の条件で預託金ゼロ(譲渡可のプレー会員権)の資格を保証。
@ 新たな預託金等の負担を求めない、
A 名義書換えを長期に渡り停止しない、
B 継続希望会員のプレー権を侵害するような新規募集等を行わない、
・・・・等となっている。
ちなみに、確定債権者総数は1350名、債権総額は25億6662万円余(ほとんどは預託金債権)で、別除権付債権は存在しない。北野建設は当時、再生法申請に難色を示していたが、この計画案に対しては異議を申し立てないと思われる。
尚、同計画案の賛否を問う債権者集会(書面投票と併用)は12月10日に開催される。
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