ランドマークゴルフ倶楽部が民事再生法を申請

　「岡山」　（有）ランドマーク（資本金3000万円、真庭市上山711、代表伊藤史朗氏）は、6月14日までに岡山地裁へ民事再生法の適用を申請した。

　申請代理人は廣田稔弁護士（大阪市北区西天満5-16-3、電話06-6365-6588）。監督委員には小林裕彦弁護士（岡山市北区弓之町2-15、電話086-225-0091）が選任されている。

　当社は、1983年（昭和58年）3月に設立されたゴルフ場経営業者。当初は、不動産売買、賃貸事業を手がけていたが、94年8月にゴルフ場「ランドマークゴルフ倶楽部」（真庭市、18ホール）をオープン。

　ランドマークＧＣは岡山県北部の山間部にありながら、中国自動車道・落合インターからのアクセスも良く、地元のみならず関西方面からも利用客を集め、会員数は約1200名（当社公表分）に及んでいた。

　ゴルフ場以外にも、結婚式場、バッティングドームを運営するなど業容を拡大し、98年7月期には年収入高約12億1100万円をあげていた。

　主業であるゴルフ場の運営において、景気低迷の影響を受け、来場者数が減少。このためバッティングドームや結婚式場の営業譲渡を行うなど経営の効率化を図っていた。

　しかし、その後も同業者とのプレー料金の価格競争などもあって来場者数の減少が続き、近年の年収入高は約2億2000万円にまで低下。採算面も振るわず、厳しい資金繰りが続いていた。

　2010年に預託金約65億円のうち約30億円が償還期限を控えるなかで、資金手当が見込めず、自主再建を断念し、今回の措置となった。

　負債は約160億円。

　平成21年5月29日に民事再生法の適用を申請した「ランドマークゴルフ倶楽部」（岡山県真庭市上山711、ＴＥＬ：0867-52-5150）の資産保有・会員権発行会社である有限会社ランドマークの再生計画案の決議を問う債権者集会が平成22年2月10日に開かれ（賛成率等は不明）、自主再建型の再生計画案が賛成多数で可決し、同日岡山地裁から認可決定を受けたことが判明した。

　計画案は自主再建型だが、スポンサーから1億円を借り入れて別除権者（有限会社グリーンメンテナンス）ヘの弁済資金を確保するという。

　会員への弁済条件は、

　　・退会会員は預託金は99％カット、1％を認可決定確定後4ヶ月以内に一括弁済

　　・継続会員は預託金は98・5％カット、1・5％を新預託金（10年裾置）にする
　　　（10年据置後は、年間収益の範囲で新預託金を返還する（それ以上の場合は抽選返還）

　　　　　↓↓↓ 平成25年5月15日追加

　同年3月13日、認可決定より3年経過し岡山地裁より民事再生手続終結決定を受ける

　　　　　↓↓↓ 令和3年2月17日追加

　ランドマークＧＣ、ブルーキャピタルマネジメントが取得し経営交代、ゴルフ場名も変更

　平成21年5月29日に民事再生法の適用を申請し、平成22年2月に自主再建型の再生計画案が可決した「ランドマークゴルフ倶楽部」（岡山県真庭市上山711、ＴＥＬ：0867-52-5150）が、令和3年1月に経営交代していたことが判明した。

　同ゴルフ場を取得したのは、再生可能エネルギー事業、不動産投資及び再生事業等を手掛ける（株）ブルーキャピタルマネジメント（東京都港区赤坂2-16-19 BLUE BLDG、代表取締役会長兼社長 原田　秀雄、ＴＥＬ：03-3568-1710）でゴルフ場名も下記の通り変更している。

　　「ランドマークゴルフ倶楽部」 → 「Blue Resort ランドマークゴルフ倶楽部」

　（株）ブルーキャピタルマネジメント　https://www.bcm-co.jp/

　ブルーキャピタルマネジメントが、ホームページ「ニュース・ＩＲ」にて1月17日付けで下記の通り発表したもので、同ゴルフ場については、「Blue Resort ランドマークゴルフ倶楽部はプロゴルファーの陳 清波のゴルフ理論、ミズノの卓越したコース設計で造形美に工夫が凝らされ、ゴルフが本来持っていたスポーツとしての愉しさ、豊さを体験できるスリリングな丘陵コースです」と、案内されています。

　なお、取得経緯や目的及び会員の処遇や今後の運営等に関しては把握できておりません。よって、弊社への問合せはご遠慮下さい。直接、ゴルフ場か（株）ブルーキャピタルマネジメントのお問合せ下さい。