鎌倉CC(神奈川県)や修善寺CC(静岡県)等、グループで6コースを運営する朝日観光(株)(東京都品川区西五反田7-17-7 第一長岡ビル5F、TEL:03-6431-9323)が、同グループの常陸開発(株)が保有する茨城県の霞丘CC(昭和45年開場)とセべ・パレステロスGC(昭和59年開場)、福島県のセぺ・バレステロスGC泉コース(平成2年開場)の3コースをトップジャパングループに売却したことが判明した。
5月21日付けで、常陸開発(株)の全株式を保有する同グループの朝日インターナショナルが、トップジャパングループに約11億円で譲渡したもので、同日からトップジャパングループの(株)トップジャパンサンリョウ(平成12年12月設立、東京都中央区日本橋人形町3-1-11、TEL:03-3668-0005、山本武氾代表)が、3コースの運営を行っているという。
トップジャパングループは、土木事業や不動産事業など12事業を行う企業体。尚、名義書換えは行っているが、名変に関する手続業務は、(株)トップジャパンサンリョウ内(TEL:03-3664-8880)に変更されている。
トップジャパンでは、今後もゴルフ場名の変更はしない模様で、
@ 会員の処遇、運営形態等の変更は一切ない、
A 積極的に投資を行う、
B 魅力的な運営を目指す、
C 会員重視の運営に注力する、
・・・・と表明。
ちなみに、朝日観光グループでは預託金償還問題の対策としてこれまでに、セべ・パレステロスGCは平成10年に預託金の証券額面を240万円に統一して、差額分を返還した上で、残りを新預託金にして据置期間を15年延長している。
また、セべ・パレステロスGC泉コースは平成15年に預託金と特別預託金の5%を返還した上で、会員権の分割を行い、中間法人の活用や預託金の永久債化などで抜本的な預託金の解決を目指している。
今回の売却も、いずれ訪れる預託金返還請求問題に対し先手を打ったものと思われるが、トップジャパングループがこの問題をどうクリアして行くか、会員も気掛かりにしていると思われる。
|