山形県の最上川高原ゴルフ倶楽部(平成6年5月開場、9H、最上郡戸沢村角川字上野台3966-1、TEL:0233-73-2550 )の経営会社・(株)最上川カントリー(平成2年5月設立、清算人=清水一磨氏)が11月7日に山形地裁ヘ特別清算を申請したことが判明した。
申請代理人は佐藤興治郎弁護士(仙台市青葉区片平1-1-11、佐藤興治郎法律事務所、TEL:022-223-3421)で、ゴルフ場の営業は10月10日で終了したという。
(株)最上川カントリーは、新庄市のガソリンスタンド経営者らがゴルフ場開発のために設立した会社で、平成5年5月に農地転用等の許認可を取得し、1年後にオープンさせた。会員募集は、個人78万円や88万円、法人156万円(2名記名)等で行い、現会員数は300名強となっている。
元牧場地の平坦な地形(当初は9ホール増設の意向)で、アクセスも新庄市内から車で約30分と良かったが、景気低迷と近隣ゴルフ場との競合激化により利用客が落ち込み、売上高もピーク時(平成11年12月期=約1億5000万円)から約1500万円(19年同期)まで激減していた模様。
また、ゴルフ場建設に伴う金融機関からの借入金の負担もあり、累積赤字による債務超過状態から営業を断念し、10月10日に会社の解散を決議したという。ゴルフ場は売却する方針で、ゴルフ場として営業再開するか否かは買受先の意向次第になると見られる。
帝国データバンクによると、負債総額は約15億円(会員の預託金含む)。
↓↓↓ 平成23年8月23日追加
平成23年6月22日付けで、地元の(株)安藤組が破産管財人から用地を買収したものの、ゴルフ場としての再開意志はない模様。
↓↓↓ 平成28年12月20日追加
全国で閉鎖(完全閉鎖・一時閉鎖・一部閉鎖)したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載
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