10月27日の日経平均株価終値は、バブル崩壊後最安値を更新し7162円90銭まで値を下げ、26年振りの水準(1982年10月)にまで落ち込んだ。サブプライム問題に端を発する世界的な金融不安はさらに深刻さを増していると言えよう。
→ 過去1年・5年・25年間のゴルフ会員権の相場推移
10月23日現在の関東ゴルフ会員権相場も、317コースの単純平均が220・5万円(前週比−3・2万円、1・43%減)と、年初相場よりも約3割の下落、また指定銘柄平均も326・7万円(前週比−4・3万円、1・45%減)で、年初相場よりも約4割弱の下落で、共に12週連続の値下がりを記録し、今年初めの8週連続減(1月10日〜2月28日)を更新した。
過去10年間の相場(単純平均)動向をみると、
・平成10年12月3日(378万円)
・平成11年6月1日(461万円)最高値
↓↓↓ 下落続き
・平成15年6月26日(204万円)バブル崩壊後最安値
・平成16〜18年にジリジリ上昇し始め350万円近くまで近づく
・平成19〜今年にかけ、再び落ち込む
150コースの指定銘柄平均の動向は、
・平成16年9月30日(394・7万円)スタート
・平成18年9月14日(580・9万円)記録
・平成19年末から今年4月10日まで13週連続値下がり
・4月24日から7月17日まで12週連続値下がり
・7月31日から10月2日まで9週連続値下がりと、今年3度目の”10週以上の連続値下がりを記録
※今年になって前週より値上がりした週は3週のみ
バブル崩壊以降のゴルフ業界は、長引く経済不況・入場者減等でゴルフ場経営会社が法的整理を続々申請するなど低迷の一途を辿って来たが、18年頃からミニバブルの到来で、入場者数は回復基調に転じ、新規募集のゴルフ場も出始めたが・・・
この世界的な金融不安で、再び底なしの様相を見せ、「ゴルフ会員権相場ヘの影響はこれからが本番、恐らくバブル崩壊後の最安値を更新するだろう」と私的にも予想される。
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