三田ゴルフクラブ（兵庫県）クラブ運営強化で、株主会員制に移行

　昭和5年（1930年）開場の三田ゴルフクラブ（18Ｈ、兵庫県三田市三輪1204-1、ＴＥＬ：0795-62-4081、ＵＲＬ＝http://sanda-golf.com）は、8月17日に行われた会員総会により、預託金制（約1200名）から株主会員制に移行することが決まったようだ。

　加えて、同ＧＣの運営・管理はこれまで権利能力なき社団の「三田ゴルフクラブ」（清瀧一也理事長）が行ってきたが、経営基盤の強化と経営責任明確にする目的で、同日から施設保有会社の三田ゴルフ（株）（澤徳一代表）に委託・委譲することも決めたという。

　経営基盤の強化策としては、三田ゴルフ（株）の資本金1000万円を300万円に減資し、時期は未定だが会員に対して1口50万円を出費（任意、出資者に優待券の発行予定）し、1株を保有するように要請、4億9000万円まで増資する予定としている。

　現在、財務省に株式発行の届出中で、名変は停止せずに行い、出資しない会員の会員権は、名変の際に入会者に対し1株購入を義務付けるが、会員の権利については出資の有無を問わずこれまでと変わらないという。

　昨年8月に預託金制から株主会員制（預託金と併用）に移行決議を行った、兵庫県の「三田ゴルフクラブ」は、女性施設中心にクラブハウスを5500万円の費用をかけ改装し、4月1日から2年間有効の女性会員の募集を開始したことが分かった。

　募集金額は10万円で、期間終了後の2年後に全額返金される全額預託金という珍しい募集だが、年金費は正会員と同じく6万3000円と高めに設定されている。勿論、ハンディキャップの取得やプレーフィの減額等、会員と同等の待遇を受けられる。

　改装工事は、女性用フロアを中心に、女性用ロッカー室の拡張やロッカーの入替え、それにパウダールームを新設、男子用ロッカーもすべて入れ替え、リニューアルした。

　同ＧＣでは「女性ゴルファーに体験メンバーのような形でクラブライフを楽しんでもらおうと、期間限定の女性会員制度を設けたと言い、2年間限定会員から正会員（現女性正会員は約150名）ヘの移行も可能としているが、今後詳細を決定するという。

　尚、2月27日に開いた株主総会で、入江常行氏が代表取締役執行役社長に就任しいる。