アサヒ商会グループは、ワシントンクラブ札幌ゴルフコース(新タ張GCの名称でも一時営業)を傘下に収め、4月18日から「新札幌ワシントンゴルフ倶楽部」(27H、北海道タ張郡栗山町御園461、TEL0123-76-3201=従来通り)で営業を開始する。
破産した同ゴルフ場の経営会社、札幌ワシントンクラブ(株)の破産管財人から、(株)アサヒフューチャー(北海道函館市東山町185の1、齊藤清人代表取締役、資本金2000万円)がゴルフ場施設の一切を譲り受けて、新生オープンするもの。
(株)アサヒフューチャーは、函館パークCC(18H、北海道)など北海道で4コースを傘下に収める(株)アサヒ商会(住所同、齊藤代表)のグループ会社。
斎藤代表は「クラブハウス・コースのリニューアルを行い、新たな船出をすることになった」と説明。今後、未設置の乗用カート路の新設やハウスの改修などを行うとしている。
旧会員(約千名)に対して破産会社からの配当はないが、プレー権を一代限り認め、従前通りクラブ競技なども開催するとして、競技日程等も旧会員に送付している。
本紙既報通り、旧経営の札幌ワシントンクラブ(株)は根抵当権付きの金融債権を含め237億円が(株)整理回収機構(RCC)に移管され、事実上同社は破錠。
この債権を(株)アサヒフューチャーがRCCから取得して、東京地裁に破産手続きを申し立てた。この申立てを受け同地裁は一昨年11月7日に札幌ワシントンクラブ(株)に対し破産手続開始決定を、今年2月18日には破産廃止決定を下した。
その間に、(株)アサヒフューチャーは破産管財人から2月5日付けで、ゴルフ場施設の一切を譲渡・引き渡しを受け、同月8日には所有権移転登記を終了し、担保権も解除Lた。
なお、齊藤代表は「今後も当グループのゴルフ場を含め、売買を積極的に行う考えだ」と語っている。
↓↓↓ 令和3年4月8日追加
令和2年末をもって、新札幌ワシントンゴルフ倶楽部が閉鎖
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