9月7日に上陸した台風9号により、関東地区の河川敷ゴルフ場は、冠水等の被害を少なからず受けたが、静岡県や神奈川県の山間部のゴルフ場は豪雨による被害を受けていることが分かった。
神奈川県側では、芦ノ湖の下流にある箱根CC(18H)が、4、5,7,8番ホールを使用できなくなったため、14ホールでの臨時営業を余儀なくされた。
同CCによると、芦ノ湖の増水で水門3基が一気に開かれたため、大量の水と土砂・流木が押し寄せ、その土砂等が堰を造り4ホールが水没したという。9月15日(土)の18ホール営業に向け、排水及び土砂等の撤去を9月14日までに終了したいという。
また、富士屋ホテル仙石Gコース(18H)は18番ホールを含め6ホールに大量の流水で川のような状態になり、土砂も堆積したため10日までクローズした。
一方、静岡県側では御殿場GC(18H)が土砂崩れなどでアウトコースの使用ができなくなっている。13日からイン9ホールは営業を再開するが、アウトは復旧に1ヶ月ほど掛かりそうだという。
同GCのグループコースのベルビュー長尾GC(18H)は、県道が土砂崩れのために県道401線号からの来場はできないとし御殿場GC経由の来場を勧めている。
クラブハウスが床上浸水したのは富士CC(18H)。ハウス近くを流れる川が石等で塞がれ、行き場を失った泥を含む流水がハウスに流入。
パソコンなどの被害は免れたが、床の張り替えや乾燥で13日までクローズするとしている。但し、コースはプレーに支障がないとしている。
なお、河川敷ゴルフ場は冠水したものの泥等の流入が少なく、通例より復旧が早いようだ。
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