新潟県中越沖地震で、柏崎のゴルフ場に被害

　7月16日午前10時13分に発生した「新潟県中越沖地震」（マグニチュード6・8、柏崎市・長岡市・刈羽市、長野県飯綱町で震度6強を記録）で、震源に近い柏崎市のゴルフ場に被害が出ている。

　柏崎ＣＣ（27Ｈ）は、管理道路が2ヶ所陥没した他、グリーンやバンカーの一部が陥没したり亀裂が入り、クラブハウスでは天井のパネルがはがれ落ちた。このため営業を停止した。

　17日の段階では「営業再開は早くて1ヶ月後になりそうだが、母体が上場の（株）植木組で心強く、希望を持って復旧に努めたい」（長谷川務支配人）という。

　柏崎シーサイドＧＣ（9Ｈ）は、17日午後に入っても電話が不通になっている。恐らく電気が通じていないことから、不通となっているものとみられるが、市内に最も近いことから施設も被害を受けているのではないかと心配される。

　石地シーサイドＣＣ（18Ｈ）は、進入路等に亀裂が入るなどしたが、今週末には営業が出来る見込み。柏崎黒姫ＣＣ（18Ｈ）は、電磁誘導カート路のループ線が切断し休場中だが、19日から営業できる予定としている。

　この他、柏崎市近隣の市町にある長岡ＣＣ、ヨネックスＣＣなどは被害がなかったか、あっても微少で地震の当日も営業を続けた。3年前の新潟地震で大きな被害を受けた小千谷ＣＣやグリーンヒル長岡ＣＣも被害がなかったという。→関連記事

　また、震度6強を記録した長野県飯綱町にある長野国際ＣＣ、信濃ＧＣにも被害はなかった。

　柏崎市周辺のゴルフ場は被害が少なくても、多くの方々が被害を受けており、さらに国道等の交通網が寸断されているだけに、入場者減は避けられないようだ。

　7月16日に発生した新潟県中越沖地震で、被害を受けた柏崎カントリークラブ（18Ｈ、新潟県柏崎市、ＴＥＬ025-735-2221）は8月下旬に営業を再開できる見通しがついた。

　同ＣＣは、既報通り管理道路が陥没したり、グリーンやバンカーに亀裂が入るなどで、当日から営業を停止していた。現在は、母体の（株）植木組（同ＣＣの経営の高浜観光開発（株）に52％出資）が復旧工事を進めている。

　被害が大きかったのは米山コース7番ホールで、法面が崩落しており、この復旧に時間がかかるという。被害総額は約1億円。

　一方、地震後の停電で電話が不通となっていたため、被害状況が明らかになっていなかったパブリックの柏崎シーサイドＧＣ（9Ｈ、柏崎市）は、クラブハウスの天井が落ち、壁が崩れた他に厨房も利用できないほどの状況になったという、。

　但し、コースの被害は軽微ですんだことから、ハウスを使用せずに7月29日から営業を再開している。