全国でホテル等を経営し、各地で隨縁CCを経営するホテルモントレ・グループが、6月27日付けで妙見富士カントリー倶楽部(18H、兵庫県多可郡多可町中区牧野817-1、TEL0795-32-1144)を買収し、7月1日から同グループで営業していることが明らかになった。
ホテルモントレ・グループの(株)暢佳(のぶか)リゾート(木下勝弘代表取締役)が同ゴルフ場経営の(株)妙見富士カントリー倶楽部(古井明徳社長)を買収し、営業権やゴルフ場施設のほか、ログハウスやロッジ、パターゴルフ場等の付帯施設も全て引き継いだ。
運営はグループの(株)隨縁カントリー倶楽部(古井社長、大阪市北区、TEL06-6312-8771)が行っている。
会員の権利についても従来通り変わりなく、預託金も全て引き継ぎ、同様に従業員の雇用も継続して行っているが、同グループの隨縁カントリー倶楽部西神戸コース(18H、神戸市)の前田卓司副支配人が、7月1日付けで以前から空席だった総支配人に就任した。
今回の買収により、同グループのゴルフ場は9コースとなった。同ゴルフ場では「会員数も約1600名と多いことから、会員を重視した運営をしていきたい。ゴルフ場名称については、当面は従来通りで営業していくことになる」と話している。
同ゴルフ場の前経営会社は既報通り、平成16年4月に病院関連会社の(株)CHA(切東マキエ代表)をスポンサーとした再生計画案が成立、(株)妙見富士CCの商号に改め、翌2月28日付けで再生手続きが終了した。
継続会員は3・5%を新預託金(10年据置)として継承しており、その後新経営を記念して平成17、18年と2年続けて会員募集(1回目の募集では男女計200口、2回目は500口、ともに入会金のみのプレー会員権募集)を行ってきたが、再生認可・新経営から丸3年を経過したところで今回の売却となった。
(株)CHA側の売却理由は今のところ不明。もっともCHAが平成17年8月に任意売買により傘下に収めたチェリーレイクCC(旧・グリーンヒル嬉野GC、27H、三重県)については継続保有しているという。
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