花の木ゴルフクラブ(18H、岐阜県瑞浪市日吉町8675、TEL0572-68-9111)は、クラブを解散しゴルフ場事業を売却することを明らかにした。
同ゴルフ場を経営する名古屋テレビ開発(株)(名古屋市中区)の親会社である名古屋テレビ放送(株)(堀鐵藏社長)と、PG(PGGIH)グループ(東京都港区、廣瀬光雄会長兼社長)が6月4日に同時発表したもの。
名古屋テレビ放送は「放送事業を強化して、経営の効率化を図るため」として、PGグループに同ゴルフ場を譲渡することになったと説明している。
譲渡方法は、名古屋テレビ開発の会社分割により設立される新会社「花の木ゴルフクラブ(株)」(8月13日設立予定)の株式をPGグループのパシフィックゴルフプロパティーズ(株)に8月14日に譲渡する予定となっている。
同日からPGグループのPGMが運営に入る。譲渡額については明らかにしていない。
同ゴルフ場は会員制で平成2年6月にオープン。今年発表された住地ゴルフの第14回ホームコースアンケートでは、中部地区で従業員や経営の安定度などが評価され総合評価トップ10に入るなど高い評価を受けていた。
会員募集は昭和63年から1500〜2500万円(預託金1350〜2300万円)で行い、ピーク時には700名弱の会員が在籍していた。
預託金の据置期間満了後は預託金の返還に応じ、現会員数は354名(個人正会員125名、法人正会員229名)で、これら会員に対しては預託金全額を返還する予定となっている。
返還する預託金の総額についても明らかにしていないが、返還済みの分を含めて100億円を超すとみられる。
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