PGグループのPGGIH(株)(東京都港区高輪一丁目3番13号、TEL:03-5776-8800)は近江富士カントリークラブ(昭和51年8月開場、27H、滋賀県蒲生郡日野町鎌掛け1-314)を買収し、4月1日よりゴルフ場名を「近江ヒルズゴルフ倶楽部」(新TEL:0748-53-1177)に変更し、PGMで運営を開始したことが判明した。
同CCを保有・運営するハナレイ・キャピタル・リミテッド、近江富士開発(株)及び柿木交通(株)より、PGGIH(株)の連結子会社・PGPアセットホールディングス1有限会社が譲り受けたもの。
経営会社で、会員権の発行会社でもある(株)近江富士カントリークラブ(東京都新宿区大久保2-1-3、TEL:03-3203-8625、杉本富治代表取締役)の説明によれば、
平成14年に前代表が亡くなってから、金融機関からの債権の取り立てが厳しくなり、16年9月に債権が外資系のハナレイ・キャピタル・リミテッドに売却され、同時にゴルフ場の競売申立てが行われた結果、申立てたハナレイ社が18年3月に競落した。その後、PGグループの系列会社に譲渡したことから、ゴルフ場経営の継続を断念したという。
また、運営会社の近江富士開発(株)(道上俊弘代表、昭和56年から運営)は、ハナレイ社がゴルフ場をを競落した後も、運営を継続してきたが、この度運営に関わる資産をPGグループの系列会社に譲渡し、運営から手を引いた模様。
|
PGグループは、旧会員(8793名)の預託金は一切継承しない模様で、継続を希望する会員には、登録料1万8900円(6月30日締切)の納入を条件に、額面のないプレー会員権を発行し継承するという。
尚、同CCの関係2社は3月に今回の譲渡に関して会員に通知しており、預託金に関する質問は(株)近江富士CCに問い合わせるよう連絡していたようだが、旧経営の両社は営業資産がなくなるだけに預託金については明確な返答が出来ていないという。
↓↓↓
近江富士カントリークラブ(株)近江富士カントリークラブ(資本金3000万円、東京都新宿区大久保2-1-3、代表杉本富治氏)は、平成20年12月18日に東京地裁へ自己破産を申請していたが、平成21年1月7日に同地裁より破産手続き開始決定を受けた。(記事全文) |