韓国を中心に外国人のゴルフ客や観光客の誘致に力を入れている福島県は、昨年(平成18年)の1年間に県内ゴルフ場(62コース調査)でプレーした外国人ゴルファーの利用者数等を調べ「外国人ゴルフ利用状況調査」としてこのほど発表したが、ゴルフ客が前年の平成17年比(56コース)で約4倍と激増していることが分かった。
発表によると、延べ利用者数は2万6935人で、前年の6905人と比べると2万30人増、率では290.1%増となった。平成16年は73.8%と増加し、17年は12.2%と伸び悩んでいた。
2万6935人の国別内訳は、韓国からの来場が最も多く2万6826人(前年6750人)で、全体の99.6%を占めた。以下、米国86人、英国9人、中国と台湾が各6人、その他2人となった。
県内の地域別(6地域)では、ソウルとの直行便がある福島空港に近い県南が1万8475人(前年1740人)と10倍以上の増加、以下、県北4858人(3026人)、いわき1633人(1185人)、会津・南会津1586人(687人)、県中383人(247人)、相双0人(20人)。
県南の激増は、福島空港から近く、韓国系資本が経営する那須TAIGACC(18H)の集客力のよるところが大きい。
県では、急激な韓国人の増加理由について、”円安ウォン高”や、”昨年3月から実施している訪日ビザの免除”などをあげている。
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