高級接待用クラブで、一昨年に中間法人による間接株主会員制で再出発したザ・カントリークラブ・ジャパン (18H、昭和63年開場、千葉県木更津市茅野七曲905、TEL0438-53-2111)は、会員権の流通性を高めるため、このほど関東会員権組合に名変要項を公開した。
同クラブによると、
@ 入会条件が厳しかった、
A 経営会社社の財務内容かあまりに悪く、
入会希望企業には時価評価で減損処理する必要を説明していた。これら経緯から会員権の名変は年に2、3件ほどしかなかったという。
本紙既報通り、昨年3月に旧経営会社の特別清算協定が認可となり、メインパンクの三井住友銀行と会員の協力により運営会社の財務内容も改善し、上記Aのマイナス要因をクリア。
今年2〜3月にかけて入会希望だった法人を対象に620万円(入会金420万円、預託金200万円=10年据置)で縁故募集(法人20社が入会)を行い、今回流通性を高めるため入会条件も緩和したという。
名変料は法人正会員で105万円で、年会費(4〜3月)は6万3000円。入会条件は、
@ 法人会員は上場企業もしくはこれに準ずる企業、又は会員1名の推薦を受けた法人、
A 会社及びクラブ理事会で入会承認を受けた法人、
B 入会承認後に有限責任中間法人TCCJの社員として入会した法人、
→ 名義書換要項の詳細はこちら
・・・・等とし、株式公開の企業に範囲を広げたほか、入会条件を満たしているかどうかを事前にコースヘ確認(担当前田総支配人)することとした。
現会員は法人会員のみの315社で会員権の分割もあり680口が会員登録している。
現経営は(株)ザ・カントリークラブ・ジャパン (平成18年6月26日設立、住所=コースと同、資本金1000万円)。NTTコミュニケーションズ、鹿島建設、サントリー、東京電力、松下電器産業、三菱電機、三井住友銀行の7社と中間法人TCCJが株主となっている。
前田総支配人は「当クラブはビジネスマンに特化したクラブ。運営会社は4年前から単年度黒字に転換し、今年3月期には初めて株主の7社に若干の配当を行う」という。
↓↓↓ 平成27年6月4日追加
平成27年6月、ザ・CC・ジャパンを(株)ザイマックスが取得し経営交代
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