ゴルフ場法的整理、平成18年上半期は前年に比べ半減に

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ゴルフ特信より

 平成18年上半期(1月〜6月)のゴルフ場企業法的整理件数が、前年同期に比べ半減していることが分かった。

 18年6月の法的整理件数は2件、既設ゴルフ場数2コース、建設・認可未着工0コースとなり、昨年同月の7件から5件の減少。この2件は、東ノ宮CC(栃木)経営の東宮開発梶i20日、民事再生法)、C&SましこC(栃木)経営の日本リクレート梶i23日、自己破産)となった。

 この結果、18年上半期の法的整理件数は、トータル21件で(既設24コース、建設・認可1コース)、負債額は2003億円となった。→平成18年の法的整理ゴルフ場一覧

 17年上半期は法的整理件数43件(負債1兆211億円、既設50コース、建設・認可未着工4コース)だったことから、18年は昨年同期より法的整理件数で半減、負債総額ではほぼ5分の1に縮小したことになる。

 18年上半期に法的整理を申請した企業の内訳は、民事再生法が18件(前年同期33件)でゴルフ場数は既設21コース(40コース)、建設・認可1コース(1コース)、破産が3件(8件)で既設3コース(7コース)、建設・認可0コース(3コース)。会社更生法や特別精算を申請した企業はなかった。(前年同期は会社更生法2件、特別精算0件)。

 ゴルフ場企業の法的整理は、預託金を含めた債務の圧縮、ゴルフ場経営からの撤退などを理由にしているが、今年は法的整理を申請しないで経営交代するケースの増加などから、法的整理申請のペースが低水準に推移しているものとみられる。

 なお、バブル崩壊以降の法的整理件数は18年6月末時点で505件(前年同期456件)となり、ゴルフ場では既設646コース(592コース)、建設・認可47コース(46コース)、負債総額では14兆1801億円(13兆60005億円)となっている。

ゴルフ場企業法的整理件数

18年 17年
法的整理 件数(件) 6月 2 7
累計 505 -
既設 6月 2 7
累計 646 -
建設・認可 6月 0 0
累計 47 -
負債(億円) 6月 162 1211
累計 141,801 -
18年 17年
法的整理の内
再生法申請
件数(件) 6月 1 6
累計 343 -
既設 6月 1 6
累計 449 -
建設・認可 6月 0 0
累計 6 -
負債(億円) 6月 35 1775
累計 83,854 -
各月未段階、「法的整理」は再生法・更生法・破産・特別精算等の申請含む、「再生法申請」は2次申請含む、
「累計」は法的整理が平成2年以降、再生法申請が平成12年4月以降

過去5年間の法的整理推移
(負債合計の単位は億円)

上半期
件数 既設コース 建設・認可 負債合計
14年 44 55 3 12,628
15年 45 78 2 12,781
16年 43 52 3 9,701
17年 43 50 4 10,211
18年 21 24 1 2,003
年間
件数 既設コース 建設・認可 負債合計
14年 98 130 5 30,239
15年 80 132 3 20,192
16年 82 110 4 19,239
17年 71 80 4 14,005
18年

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一季出版株式会社発行のゴルフ特信を参照させて頂きました。

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