ゴルフ場企業法的整理、5月は6件で前年比1件の増加

　平成18年5月のゴルフ場企業法的整理件数は、6件（既設7コース、建設中・認可未着工0コース）となり、前年同期に比べ1件増加している。

　この6件は、富加ＣＣ（岐阜県）経営の富加開発（株）（2日、民事再生法申請）、北海道ＧＣ（北海道）経営の（株）北海道ゴルフ倶楽部（11日、民事再生法申請）、赤城ＧＣ（群馬県）経営の（株）赤城ゴルフ倶楽部（11日、民事再生法申請）、高山ＧＣ（群馬県）経営の（株）高山ゴルフ倶楽部（11日、民事再生法申請）。

　レインボースポーツランドＧＣ（宮崎県）経営のレインボー観光（株）（15日、民事再生法申請）、仙台ハイランドＣＣとミヤヒル36ＧＣ（共に宮城県）経営の（株）青葉ゴルフ（24日、民事再生法申請）で、負債総額は6社計で840億円にのぼった。

　なお、平成2年から法的整理を行った企業の件数は503件（既設644コース、建設中・認可未着工47コース）で、500件を超え、負債総額14兆1638億円となっている。

　ちなみに、4月のゴルフ場企業法的整理状況を報じた後に、25メンバーズＣ琵琶池Ｃ（栃木県）を経営する（株）25メンバーズ倶楽部が民事再生法を申請（4月25日、負債総額13億円）していたことが判明した。別表の18年1〜5月及び累計の件数、コース数、負債総額は同社を含んでいる。

過去5年間の法的整理推移