城里ゴルフ倶楽部(18H、茨城県東茨城郡城里町徳蔵436-1、TEL0296-88-3611、経営=(株)ノザワワールド、野澤敏伸社長)は、営業しながらぺント1グリーンの芝を新種に転換する計画で、8月20日からグリーンの一部分に除草剤をまいて従来の芝を除去すると共に、9月4日には新芝種の播種を行った。
採用した新芝種は暑さに強いぺント芝の「962」で、野澤社長は、「12フィート以上の高速グリーンを年間通して実現するようにしたい。従来のオールドオーチャードに比べて、暑さや乾燥にも強く、芽吹きも比較的少ないなど管理コスト面が少なくて済む。ゴルファーの節約志向が明確になり、クオリティを高めつつ、コストが抑えられるグリーンを求めて張替えを決断した」と話している。
同GCは800平方メートルを超える大きなグリーンも多く、グリーン手前や横の部分の3分の2のエリアをクローズして新芝種に転換、残り3分の1で営業を行う。
その期間は10月中旬までを予定、新芝種が育った後は使用エリアを拡大する。その後、未転換都分の3分の1の部分はコウライ芝に張り替えてアプローチ等に改造する。全体工事の完成は来年梅雨明けを予定している。
この改造でグリーンがやや小さくなるとともに、中心位置の移動等で距離が伸び、全長約7300ヤードにする計画で、改造終了後コースレートの申請を行い、73台のレートを取得したいとしている。
これら改造費用は「自社施工でもあり7千万円程度だが、トップシーズンでの工事なので減収分も含め1億円近い負担担になる」という。工事期間中は、今のところ平日で3割程度値引くなど割引して営業している。
ちなみに、ノザワワールドでは既報通り、茨城県東海村の練習場に付帯して9ホールのショートコースや18ホールのパークゴルフ場を整備している。新芝種の採用に当たっては霞ヶ関CC(埼玉)等のグリーンを視察して決めたという。
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