平成23年は、東日本大震災や大雨等による自然災害、原発問題、円高、株安、に翻弄された大変な年でした。24年も前述の諸問題を抱え、また新にEU諸国の経済不安や新興国の景気後退懸念と厳しい年になることを予感させます。
ゴルフ会員権相場も年末には141・7万円とバブル崩壊後の最安値を更新したまま終え、年間を通じて18・1%の下落となりました。
弊社では、会員権相場下落の最大要因を「ゴルフ会員権の価値観の低下」にあると、幾度となく訴えてきました。
・名義書換料の高額化
・年会費の値上げ
・入会預託金の徴収
・優先的利用権(ビジターでも予約が簡単)
・プレーフィの低額化(メンバーとビジターの料金差が少ない)
等が、ゴルフ会員権の価値を下げている。
そんな中、PGMグループでは名義書換料を預託金で相殺できるようにし、入会者の購入負担を少なくし、前年同期比で383件増(107%)の名義変更がグループゴルフ場で行われたという。
”会員権を購入する” つまり、会員になればどんな利点があるのか(ビジターとの差)をもっと高めていく必要性があるのではないでしょうか。
ゴルフ場経営者の皆さんには是非とも再考を願いたいものです。
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