西山ホールディングスグループで昭和41年開場の「大宮国際カントリークラプ」(45H、さいたま市西区宝来910、TEL048-624-5770)は、新クラブハウスの竣工式を2月6日に行い、翌7日から使用を開始した。
2月2日から6日までは移転作業のため定休日営業で旧ハウスも含めハウスの利用を制限していた。
同ゴルフ場を経営する(株)大宮国際ゴルフ場の西山茂行社長は披露パーティで「資金面では苦労したが、長年使用してきた旧ハウスは老朽化もあり、改修工事ではなく新築することにした。新ハウスはシンプルで無駄のない設計で躯体はしっかりしており今後50年、100年はこのハウスで営業したい」と挨拶、関係者に感謝の意を述べた。
新ハウスは旧ハウス手前にありた駐車場に昨年2月から工事を進めてきており、2階建てで延べ床面積が旧ハウスと同じ約5500平方メートル。
今後、旧ハウスは取り壊して跡地を駐車場に整備し、4月15日にグランドオープンする予定。練習場も6月ごろの再開を目指している。
ハウス設計は内藤設計、施工は大成建設が担当した。2階レストランに連なるバルコニーは専門業者の東邦レオ(株)の施工管理で芝生や植物、樹木を植え、四季が楽しめる「バルコニーガーデン」として屋上緑化している。
西山興業(株)の森秀雄専務取締役は「レストランからコースが見えず屋上緑化した。これで省エネにもなる。それにLEDライトや鍵式の貴重品ロッカーの採用など省電力システム、井戸水の利用などランニングコストのかからないエコを基本に考えた」と説明、無駄を省いた設計で、”坪単価は通常の家並み”で建てられたという。
なお、新ハウスは全館禁煙に変更となる。もっとも、レストランは昨年から始めたおにぎり2個セット200円(小付け、味噌汁付き)等の人気メニューは続ける考えだ。
荒川河川敷のフラットなコースで、年間11万人の入場者を数える大型ゴルフ場。新宿から電車利用て45分の立地でもあり、新ハウスのレストランは夏などで夜に一般客の受入れも検討するなど立地の強みも活かす考えだ。
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