民事再生法を申請した「グランフィールズカントリークラブ」の再生計画案賛否を問う債権者集会が、平成15年9月24日に東京地裁で開かれ、賛成多数で即日認可決定された。
決議結果は、議決権者353名中、277名の出席者(委任含む)の内96・02%に当たる266名が賛成、議決権債権額でも90・92%の賛成を得て再生法の可決要件を満たした。
同CCは、富士緑化(株)の石川彰造前社長がコース設計も担当し、高級志向で完成させたゴルフ場。
会員の大半は法人会員で占めるが、既報通り前社長のゴルフ場に対する理念に賛同する会員も多く、前社長が昨年12月に死去後はゴルフ場の運営を守るため「会員有志の会」が作られ、前社長の理念を引き継ぎ、会員中心のゴルフ場として再建すべく民事再生法を申請したという。
こうした経緯から、ゴルフ場再建に当たっては「有志の会」の会員10数名だけで、計18億円を出資、その大半をゴルフ場会社の弁済に充てることにした。
また、
@ 退会会員には「一律5万円と残り預託金の0・5%」を弁済、
A 継続会員は「一律5万円と残り預託金の0・5%」を出資し、経営会社の株式に転換する、
同CCの会員の預託金は平成6年の会員権2分割で発生した2300万円と、2800万円募集での2500万円額面があり、2300万円額面の場合は「5万円+1万1475円」を弁済ないし出資することになる。
これにより、継続会員全員が株主会員となる計画。同社では今後の運営や詳細はまだ未決定の部分も多いとしているが、いずれにしても、同GCの場合はゴルフ場存続のため、まさに”会員有志が立ち上がった”形だ。
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平成22年5月1日より、名義書換再開
名義書換に関しては会員権業者介入不可のため、直接ゴルフ場にお問い合せ下さい
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