「沖縄」 海邦興産(株)(資本金1億円、沖縄県国頭郡恩納村安富祖1079、代表普久原朝儀氏)は、平成14年12月6日に那覇地裁へ自己破産を申請し、平成15年1月31日に同地裁より破産宣告を受けていたことが判明した。
破産管財人は當真良明弁護士(那覇市楚辺1-1-53、電話098-834-9557)。債権届け出期間は3月10日までで、債権者集会及び債権調査期日は4月25日午後3時。
当社は、1991年(平成3年)3月に設立されたゴルフ場経営業者。県内最大の企業グループに属する1社で、ゴルフ会員権を販売した93年12月期の年収入高は約8億7600万円を計上していた。94年には「海邦カントリークラブ」をオープンさせ、年間約6万人のプレー客を抱えていた。
長引く景気低迷に伴うプレー客の伸び悩みから、収入は計画を下回る状態が続き、2001年同期には年売上高約8億4000万円にとどまり、累積損失は約33億1000万円にまで膨らんでいた。
この間、低料金の会員制度を設けるなどプレー客数確保に努めたものの、過年度の設備投資負担等から金融債務が重荷となっていたため、別会社に営業権を譲渡したうえで債務整理を進めていた。
負債は約160億円。
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