「那須黒羽ゴルフクラブ」(18H、栃木県大田原市北野上3346-1、TEL0287-54-2131)は、平成18年6月から新体制のもとでで営業していることを明らかにするとともに、会員権については2分割等を行うことを決め、その旨を9月下旬に会員へ通知した。
同GCは、米原GC(18H、千葉県)や千葉夷隅GC(27H、同)を傘下に収める(株)エイチ・ジェイグループ(劉信一代表?)だったが、今年6月に劉代表が那須黒羽GCを経営する(株)ケイ・アール開発(本社=コース内、三澤晃壱氏と平尾秀博氏の2人代表)の株式を、知人で韓国でゴルフ場経営にもタッチした廉(ヨム)英燮氏や韓国でホテル等を経営している李氏に譲渡した。
これにより、平尾代表取締役は取締役に退き、筆頭株主となった廉氏が代表取締役に就任して三澤氏との2人代表となった。
新体制となった同社は、経営基盤を強化するため6月に資本金を1000万円から2億1000万円に増額し、ゴルフ場のリニューアルにも着手。カート路を整備した他に、4000万円近くかけてコース管理機器を充実させ、さらに5人乗りカート(ヤマハ製)を購入するなど投資を行っている。
今年の冬には、レストランやロッカー室、女性用のバスルームなど、クラブハウスのリニューアルに着手する予定。女性用コースという位置付けからバスルームはベースを約2倍にするとしている。
会員権分割等は、民事再生計画で預託金(正会員140万円、50万円等)が95%カットされて5%になったため、「会員に迷惑をかけた」として実施することになったもの(関連会社で預託金を保全していた(株)グリーンクラブが、昨年9月に民事再生法の適用を申請。今年3月に再生計画が認可決定確定し、現在は再生計画に基づき那須黒羽GCの施設所有会社の(株)ケイ・アール開発が会員の預託金を保全)。
また、正会員の年会費も従来の半額の1.89万円に減額する。再生計画では、この旨を定めていないので、会員はこの措置を歓迎しているようだ。
現会員数は、正平合わせて130名ほど在籍しており、正会員に対しては新証券で正会員権を2口発行する(従って。1口当たりの預託金は従来の預託金額の2.5%)。
発行費用は無償だが、2口目を直系卑属2親等以内の身内を正会員として登録する場合は、事務手数料として5250円、ゴルフ仲間等に譲渡する場合は名変料として5.25万円を徴収する。
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