上場企業の川鉄商事(株)(東京都千代田区)は、同社100%子会社で、会員制の小海リエックス・カントリークラブを経営する松原湖高原開発(株)の株式全部を平成16年4月15日に譲渡した。
譲渡先は和洋菓子やワインの製造販売を行っている(株)シャトレーゼで、これによりシャトレーゼはシャトレーゼ札幌(27H、北海道)、都留カントリー倶楽部(18H、山梨)、シャトレーゼカントリークラブ野辺山(18H、長野)に続き、4コース目の買収となった。同社では、「ゴルフ場名や従業員、運営、プレー料金等は従来通り」と説明している。
松原湖高原開発は、当初川鉄商事と小海町等の出資する第三セクターとして設立され、同CCを平成2年6月にオープンした。その後の平成13年11月に第三セクターを解消し、川鉄商事の完全子会社となっていた。
ゴルフ場の他に敷地内で小海リエックスホテル(81室、定員213名)も経営し、売上高は昨年3月期実績で9億1900万円としている。
川鉄商事では、今回の件について「当社のメイン事業は鉄鋼関係。今年10月にNKKトレーディング(株)との統合もあり、選択と集中の徹底を図るため売却した。」と説明している。
1300名弱在籍する会員(全て正会員)の処遇が注目されるところだが、シャトレーゼではこの件についても従来通りとしている。預託金(昭和63年からオープン後にかけて預託金額面550万円、750万円、1100万円、2000万円で募集)については、平成10年に会員権分割と据置期間10年延長を要請しており、延長に応じた会員の預託金据置期間満了は4年半後。
川鉄商事が松原湖高原開発に預託金の返還を求める会員に対応できる体制にあるとしている。
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平成21年12月1日、小海リエックス・CCの事業会社が系列会社と合併
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