「ジェイズカントリークラブ高原コース」(18H、宮崎市高岡町五町2737、TEL:0985-82-1212)が、今年の7月31日をもって閉鎖し、跡地に太陽光発電所(メガソーラー)を建設する計画であることが判明した。同GCのホームページ(5月15日確認)には、下記の通り閉鎖の案内が掲載されている。
ジェイズCC高原C URL=http://www.jskogencc.jp/ (表示方法)
ジェイズカントリークラブ高原コース閉鎖のお知らせ
平素は、ジェイズカントリークラブ高原コースをご愛顧賜り誠に有難うございます。
さて、この度、平成29年7月31日をもちまして、ゴルフ事業の撤退に伴いジェイズカントリークラブ高原コースを閉鎖することとなりました。
ここ数年、経営改善に向けての努力を続けてまいりましたが、経営状態や外部環境および事業の将来性を考慮した結果、事業継続を断念せざるを得ないという結論に至りました。
ゴルフ事業撤退後は、太陽光事業に移行いたします。
開業以来44年の長きに渡り、当クラブをご支援、ご協力を賜りました皆様方に、従業員一同、心より御礼申し上げます。
ジェイズカントリークラブ高原コース
支配人 山ア明彦
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同ゴルフ場は、韓国の東光グループのオーナー企業が経営会社で、弊社既報通り平成28年3月末日をもってパブリックの「TTS門川ゴルフ倶楽部」(18H、宮崎県、旧・ジェイズCC日向C)を閉鎖し、再生可能エネルギー開発事業・不動産ディベロッパー等の(株)ティーティーエス企画に売却している。
今回の高原コース閉鎖で、同グループの経営するゴルフ場は下記3コースとなった。なお、高原コースのホームページでは「36」となっているが、刈干コースを平成26年6月30日で閉鎖し、現在はひえつきコースの18ホールでの営業となっている。
閉鎖した刈干コースは、太陽光発電事業への進出を狙ってグループ内の会社に売却したが、発電事業計画は頓挫したままで、コース管理も行われていないことから再度ゴルフ場として利用することは難しい状況のようです。
・ジェイズCC小林C |
http://www.jsgolf.jp/kobayashi/ |
宮崎県 |
・ジェイズCC日南C |
http://www.jsgroup.jp/golf/ |
宮崎県 |
・ジェイズCC鹿屋C |
http://www.jsgolf.jp/kanoya/ |
鹿児島県 |
同ゴルフ場は既報通り、フェニックス高原CCとして昭和49年8月に開場。当時の親会社はフェニックスリゾート(株)で、平成17年2月に会社分割により高原カントリークラプにゴルフ場名を変更し、平成23年9月30日に韓国・東光グループの(株)龜尾(グミ)開發に売却し、現名称に至った経緯をもつ。
→ ジェイズCC高原C過去の経緯
ちなみに、高原コースのメンバーは更生手続きにより無額面のプレー会員権になっており、閉鎖後は日南コースへの移行(年会費納入が条件)を案内しているという。参考までに、同CCの会員権相場(5月16日現在、名変料20万円、年会費2・4万円=各税別)は、売り15万円に対して買いは”相談”となっている。
<参照資料>
→ ゴルフ場の跡地や遊休地を利用してメガソーラー基地を建設
→ 全国で閉鎖(完全・一時・一部)したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載
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