パブリック運営の「グランシエロゴルフ倶楽部」(18H、三重県津市一志町其倉37-10、TEL:059-259-2200)が、今年の3月31日をもってゴルフ場の営業を終了したことが判明した。同GCのホームページ(4月13日確認)には、下記の通り閉鎖の案内が2月24日付けで掲載されている。
グランシエロGC URL=http://www.grancielo.co.jp/ (表示方法)
営業終了のお知らせ
平成29年2月24日
弊社創設以来、十三年間に渡り皆さまの厚情を頂き営業を続けてまいりましたが、 諸般の事情により来る三月三十一日をもちまして営業を終了させて頂きました。
弊社にお寄せ頂いたご高誼に心から感謝申し上げます。 何卒ご理解頂きますようお願い申し上げます。
|
プレスリリース配信サービス「PR TIMES」によれば、グランシエロGCの経営会社は(株)ケイアール開発(住所=ゴルフ場同、現代表者は竹山和彦氏)となっている。
掲載元URL=https://prtimes.jp/main/html/searchrlp/company_id/6885
グランシエロGCの過去の経緯
同GCは、平成5年に開発許可を取得(ハナテン土地建物(株) → フカエコウハツ(株)に商号変更も平成13年4月に破産=旧・住専の大口融資先)し、その子会社の(株)アインスが継承して平成12年に完成させたが、親会社の破産もあり営業を開始せずにゴルフ場を売却。
取得したのは、平成16年3月にゴルフ場運営のために設立された(株)ケイアール開発(大阪府南河内郡太子町、当時:鈴木竜二社長、関連会社に海運・産廃処理の八光海運(株)や八光興業(株)あり)で、既報通り、平成16年6月にパブリックでオープンさせた。
|
同GC(全長6,800Y、P72)は、平成16年6月開場で、日伊勢自動車道・久居ICより5q、近鉄大阪線・榊原温泉口より10分に位置し、眼下に雲出川の清流と青山高原や伊勢湾を眺め、自然との調和をテーマにしたクオリティの高い丘陵コース。
各ホール全て違った様相を呈し、プレーヤーを飽きさせないコースレイアウトとなっている。ちなみに、グランシエロはスペイン語で「ビッグスカイ(大空)」を意味するという。
同ゴルフ場では、高気圧酸素カプセル(通称ベッカムカプセル、平成21年2月導入)や「ゴルコン」(ゴルフ・婚活イベント)、ゴルフ場を利用したウェディング事業の展開及びジュニア育成プログラムにも力を入れていたようだ。
なお、閉鎖理由や今後の跡地利用に関しては現時点では不明です。詳細が分かり次第に掲載させて戴きますので、弊社へのお問合せはご勘弁下さい。
<参照資料>
→ ゴルフ場の跡地や遊休地を利用してメガソーラー基地を建設
→ 全国で閉鎖(完全・一時・一部)したゴルフ場一覧、都道府県別に掲載
|