「知床ゴルフクラブなかしべつコース」(パブリック運営、18H、北海道標津郡中標津町東中11-6、TEL:0153-72-7553)が、ゴルフ場の所有者が今年5月23日にゴルフ場の用地等を売却したため、今年10月末ごろをもってゴルフ場を閉鎖していたことが判明した。
知床GCなかしべつC URL=http://www.aurens.or.jp/~shiretokogc/ 既に閉鎖
→ 地図(グーグルマップより)
同GC(昭和56年6月開場)は、中標津空港から約5分に位置し、羅臼岳、斜里岳、雄阿寒雌阿寒を一望できる丘陵地に造成された、全長6790Y(P72)の丘陵コース。
地元の有志により設立された(株)道東カントリークラブの事業を引き継ぐ目的で、昭和55年(1980年)12月に設立された(株)中標津空港カントリークラブが、「中標津センターGC」
→ 「中標津空港CC」として経営していた。
しかし、平成14年2月6日に(株)中標津空港CCが破産宣告(負債は約54億)を受け、不動産賃貸会社経営の丸山芳一氏が取得。その後は運営受託会社が度々交代し、その都度にゴルフ場名も変更され、平成20年から大阪のグリーンシステム(株)グループが運営(現在は無関係)を請負い、知床GCなかしべつCとして営業してきた経緯をもつ。
→ 知床GCなかしべつC・過去の経緯
一季出版(株)(東京都台東区浅草橋1-9-13 TEL:03-3864-7821)発行のゴルフ特信(6036号)によると、用地を取得したのはLooop Energy合同会社(平成28年5月設立、東京都文京区本郷4-1-4 ユニゾ本郷四丁目ビル)という。
関連会社の(株)Looop(平成23年4月設立、本社同、代表取締役社長 CEO:中村 創一郎氏)では、「太陽光発電関係を行う予定で、ゴルフ場として再開する計画はない」と話しているようだ。
(株)Looop URL=https://looop.co.jp/ (表示方法)
参照資料 → ゴルフ場の跡地や遊休地を利用してメガソーラーを建設
参照資料 → 全国で閉鎖(完全閉鎖・一時閉鎖・一部閉鎖)したゴルフ場一覧
↓↓↓ 平成29年11月15日追加
閉鎖の知床GC、跡地に約32MWのメガソーラー建設
知床GCのゴルフ場跡地に、(株)Looop(中村創一郎社長)と日本グリーン電力開発(株)(東京都千代田区一ツ橋2-5-5 岩波書店一ツ橋ビル9階、TEL:03-4588-6429、君塚元社長)が出資した「中標津ソーラー合同会社」が事業主体となり、太陽光発電所「Looop中標津太陽光発電所」を建設する。
最大出力は約3万1600KWで、年間発電量は一般家庭約6,100世帯分に相当する約3,000万KWhを見込んでおり、全量を北海道電力に販売するという。
日本グリーン電力開発(株) URL=http://www.gpdj.jp
今年10月に着工し、平成31年度中の完成を目指す予定で、事業資金は広島銀行を主幹事とし、融資シンジケート団には地元金融機関である北海道銀行が参加するプロジェクトファイナンスを組成したという。
発表元URL=https://looop.co.jp/epc/info/detail.html?seq=1650
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