ハリマ観光(株)(資本金4億9500万円、大阪市中央区今橋4-4-7、代表清算人金城照夫氏、従業員3名)は、10月5日に大阪地裁へ特別清算を申請、15日に同地裁より開始決定を受けていたことが判明した。
当社は、1972年(昭和47年)3月に播磨観光開発(株)の商号で設立、90年3月に現商号に変更していた。
ハリマ化成(株)(東証1部)の100%出資連結子会社で、岡山県美作市でゴルフ場「作州武蔵カントリー倶楽部(75年10月開場、27ホール)」の経営を行うほか、併設する「ホテル作州武蔵(93年10月開業、客室数74室)」の運営も手がけ、97年2月期の年収入高は約14億2400万円を計上していた。
しかし、近年はレジャー多様化の影響などから利用者の減少が続いたことで業績が低下し、2006年3月期の年収入高は約9億7300万円にまでダウン、多額の借入金を抱えて採算面も悪化し大幅な債務超過に陥っていた。
このため、2006年4月以降はゴルフ場およびホテル運営を外部専門業者に委託し、当社は賃料収入を得る形に切り替えて経営状態の改善を目指してきたが、2007年3月期は年収入高約1億7300万円に対して当期赤字約1億6100万円を計上するなど、依然として収益面は低迷していた。
こうしたなか、グループ全体の収益基盤の再構築策のもと、10月1日付で当社の事業はグループ会社のハリマ化成商事(株)に承継させることになったことに伴い、当社は株主総会で解散を決議し、今回の措置となった。
負債は、2007年3月期末時点で約89億3000万円。
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平成18年4月1日より、リゾートソリューション(株)(東証一部上場、旧・ミサワリゾート)が運営を受託
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