平成2年に開場した会員制のサンマリーナ玉庭ゴルフ倶楽部(18H、山形県東置く賜郡川西町大字玉庭6984)は、クローズ明けのオープンが遅れていたが、平成16年6月1日から変則的な形で営業を再開したことが分かった。
同GCの経営は(株)サンマリーナ玉庭(本社=東京都港区)が行ってきたが、昨年の入場者数は昨年比124人減の9286人と低迷を続け、業績不振から電気料の滞納により送電をストップされるなどで、今年のオープン(例年はゴールデンウィークまでにオープン)ができなかった。
関係者によると、(株)サンマリーナ玉庭の親会社である(株)太陽住建(平成5年3月に2回目不渡り)の元社員の今野亨氏が任意団体の「玉庭企画」(住所=コース、TEL0238-48-3002)を設立して同企画が運営を受託し、アルバイトを中心に約10名で営業を行っているという。
クラブハウスのキャディマスター室のみを利用して、ゴルファーを受け入れているので、風呂やロッカー、レストラン等は利用できない。プレーは乗用カートによるセルフのスルーで、ビジターのプレー料金は6月9日までが、消費税を含め全て込みの平日3000円、土日祝日4800円、10日以降は土日祝日は変更なく、平日が500円アップの3500円となる。
電力会社からの電気の供給問題については解決していないが、同企画は大型の発電機を導入してスプリンクラーなどの電気を確保しているという。乗用カートの燃料はガソリンだったこともあり、問題をクリアできた。
コースコンディションについては、電力ストップで雪解け以降の散水ができなかったことや、タヌキ等の動物がグリーンをほじくり返したことから傷んでいるとしているが、利用者にはそのことを了解して頂いているという。利用者は、PR不足もあり初日の1日が2組で、5日の土曜日は約30名だったとしている。
なお、(株)サンマリーナ玉庭の本社の電話は不通となっている。
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