パシフィックゴルフ(PG)グループで、昭和50年に開場したチサンカントリークラブ黒羽(栃木県大田原市八塩517、TEL0287-54-2121)が、平成18年2月1日に同グループを離れて、新経営陣の元で営業を継続していることが分かった。
同CCの経営会社は、(株)地産の会社分割で平成16年に新設された黒羽ゴルフクラブ(株)(東京都港区愛宕2-5-1、資本金1000万円)で27ホールのゴルフ場の内の9ホールをクローズし18ホールで営業してきた。
その同社の株式を(株)染宮製作所(さいたま市桜区田島9-19-6、TEL048-710-8041、資本金1000万円)を経営する染宮公夫社長が譲り受けて傘下に収めた。染宮製作所は昭和14年の創業で、カメラやOA機器のボディ等を製造し、中国にも生産工場を設けるなど、事業を拡大している。
新オーナー側から同CCの会員557名に対して案内はしていないが、ゴルフ場経営会社のM&Aとあって「会員の権利義務に何ら変更はない」と染宮社長は語っている。また、ゴルフ場名も変更していないが、今夏までには新名称を定める模様だ。
ちなみに、染宮社長はゴルフ場経営に意欲的で、昨年からPGグループに接触していた。今後さらにゴルフ場を取得する意向もあるようだ。
一方、PGグループは売却を前提に地産から会社分割で分離独立させた3コースの内、チサンCC秋田(18H、秋田県、現・秋田プレステージGC)を昨年春に売却、そして今回のチサンCC黒羽の売却で、同グループにとどまるのは那須チサンCC(18H、栃木県)のみとなった。その那須チサンCCは人気もあることから、売却対象のゴルフ場からは外した模様だ。
なお、これまでローンスターグループのゴルフ場をLSグループなどと表記してきたが、ゴルフ場事業部門が東証一部に上場したことから、本紙は本号以降「PGグループ」などと表記する。
↓↓↓ 平成18年10月27日追加
平成18年10月1日より、ゴルフ場名変更
「チサンカントリークラブ黒羽」 → 「大田原ゴルフ倶楽部」
↓↓↓ 平成28年10月27日追加
大田原ゴルフ倶楽部(栃木)、平成28年12月一杯でゴルフ場を閉鎖
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