ジャスダック上場で、不動産業や観光、保険代理業、乳業、ゴルフ場経営等を行うホウライ(株)(中尾秀光社長、東京都中央区)は先ごろ、平成18年9月期(17年10月〜18年9月)の決算短信を発表した。
それによると同期の売上高は59.81億円で前期比6.8%増となり、営業利益105.3%増、経常利益9.85億円となったが、当期から減損会計を適用した関係で当期利益は50.38億円の損失となったという。
営業収益は乳業部門以外は全て増収になり、計上利益面では市場からのゴルフ会員権買収に伴う償却益の発生もあり、大幅に増加したとしている。
減損会計では、ホウライCC(18H栃木県那須塩原市)で16.33億円の損失、西那須野CC(同、同)で39億円の損失となり、それに那須塩原市の遊休資産含め計58.06億円の損失になったという。
ゴルフ事業部門については、コースグレードの維持・改善に努めると共にきめ細かな営業を展開した結果、来場者数が増加し、営業収益は9.94億円(前期比3100万円増)となった。
増収効果に加え、経費圧縮と固定資産の減損処理による減価償却負担の軽減を主因に営業原価が大幅に減少し、営業総利益は4500万円(前期比3.44億円改善)と黒字化を達成したという。
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