平城開発(株)(資本金2000万円、奈良県奈良市佐紀町47、登記面=大阪府大阪市中央区本町4-5-7、福田純一社長、従業員85人)と、関係会社の(株)三重白山ゴルフ倶楽部(資本金1000万円、同所、同社長、従業員48人)、白山開発(株)(資本金1000万円、同所、同社長、従業員211人)の3社は、平成15年1月15日に大阪地裁へ民事再生手続き開始を申請した。
申請代理人は浦田和栄弁護士(大阪府大阪市中央区北浜2-5-23、電話06-6231-3210)。なお、監督委員には森恵一弁護士(大阪府大阪市北区西天満4-3-25、電話06-6361-1375)が選任されている。
平城開発(株)は、1966年(昭和41年)10月に不動産業を目的に設立。関西学研都市周辺の分譲開発で実績と知名度を高め、バブル期にはグループでゴルフ場開発に着手し、98年11月に「三重フェニックス&リゾートゴルフクラブ」(三重県一志郡嬉野町滝之川菊楽354、18H)をオープン、99年12月期の年収入高は約26億7300万円を計上していた。
その後は利用客の伸び悩みにより、2001年同期の年収入高は約15億300万円に落ち込み、加えて関係会社で開発した「三重白山ゴルフ倶楽部」の預託金償還問題が表面化していた。
この間、94年以降は会員権を買い取るなどの対応をしていたものの、同様に関係会社が運営していた「白山ヴィレッジゴルフ倶楽部」の預託金償還期限が2002年11月に到来、同コースの預託金返還請求が発生し、支え切れず今回の措置となった。
白山開発(株)は、1986年(昭和61年)12月に設立。90年10月に「白山ヴィレッジゴルフ倶楽部」(三重県一志郡白山町川口6262)をオープン。1993年7月に9ホールの増設を完了し計36ホールとして運営し、2001年4月期の年収入高は約26億7800万円を計上していた。
(株)三重白山ゴルフ倶楽部は、1984年(昭和59年)3月に設立。86年10月に「三重白山ゴルフ倶楽部」(三重県一志郡白山町川口4907、18H)をオープン。2001年8月期の年収入高は約4億8400万円していた。
負債は3社合計で約753億3000万円(うち預託金約647億6000万円)。
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平成18年10月19日、大阪地裁は再生手続き終結の決定を下した。
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