(株)赤坂レイクサイドカントリークラブ(資本金5000万円、岡山県赤磐郡赤坂町東軽部1483-7、レニハン・ジョセフ・エドワード社長、従業員47人)は、平成14年10月18日に東京地裁へ民事再生手続き開始を申請し、同日保全命令を受けた。
申請代理人は北村聡子弁護士(東京都港区虎ノ門1-18-1、電話03-5510-3070)ほか2名。なお、監督委員には楯香津美弁護士(東京都千代田区麹町3-7、電話03-3263-2461)が選任されている。
当社は、ゴルフ場経営を目的として1975年(昭和50年)10月に設立。当社が経営する「赤坂レイクサイドカントリークラブ」(同所、18ホール)は、変化に富んだ丘陵コースとして、かつては女子プロトーナメントが開催されたゴルフ場。地元では中規模クラスに位置するゴルフ場として相応の知名度を有し、97年3月期には年収入高約7億2600万円を計上していた。
近時は、同業他社との競合激化や景気低迷により入場者数が伸び悩み、プレー費の低下も余儀なくされ、2000年同期の年収入高は約5億6300万円に落ち込んでいたうえ、2000年以降は会員から預託金返還請求訴訟が増加していた。
こうしたなか、2001年9月にはローンスター・ジャパン・アクイジッションズ・エルエルシー(株)が全株式を取得、同社関連会社が実質経営に携わることとなり、経営陣の一新および新たな総支配人の派遣が行われる一方、ローン・スター・ファンドの関連会社から資金調達を行うことで運営を維持していた。
しかし、2002年同期の年収入高は約4億7000万円とさらに落ち込み、欠損計上から債務超過となっていたうえ、預託金返還訴訟で勝訴した会員から強制執行が頻繁に提起されるなど、資金調達は困難な状態となっていた。
負債は約52億1900万円。
なお、今後はローン・スター・ファンドがスポンサーとして再生手続きを進めていく予定。
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