三井物産(株)は、子会社の木下物産(株)を通じて経営していた会員制の那須国際カントリークラブ(27ホール、栃木県)を、平成17年3月1日付けで東急不動産(株)(東京都渋谷区)に売却する。
同ゴルフ場は、昭和37年にパブリック制でオープン。その後の平成3年春に会員制移行のための会員募集を開始し、5年4月から完全メンバー制となった。会員募集は2000万円他で行い、現在300名強の会員が在籍している。会員に対しては預託金全額を6カ月以内に一括返済する。
同ゴルフ場を買収する側の東急不動産は、来年3月以降9ホールを閉鎖し、18ホールで営業を行う。当面はパブリックで営業する方針で、閉鎖ホールの跡地は、同社が運営する会員制リゾートクラブ「東急ハーヴェストクラブ」の会員向けホテルや別荘地の用地として活用する計画だ。
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平成17年11月頃、別荘地「The Hills」の一般分譲を開始すると発表。別荘地は那須国際CCの閉鎖した9ホールの内約20万平方メートルを開発、今回は第一期一次として30区画を販売している。販売する土地は1区画502平方メートル〜702平方メートルで、価額は660万円〜980万円。
購入者には、同リゾート内の那須国際CCの会員権を特別価額71万円(加入登録金21万円=税込み、会員資格保証金50万円=10年据置、通常は加入登録金42万円、会員資格保証金50万円の計92万円)で購入できるほか、東急ハーヴェストクラブ那須(平成18年10月開場予定)のレストランやリラクゼーションサロン等が利用できるといった特典やサービスが付くという。
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