平成16年1月から「いわせゴルフ倶楽部」の名称で営業していた旧・いわせロイヤルゴルフ倶楽部いわせコースだが、同年11月から「いわせロイヤルゴルフ倶楽部ロイヤルコース」に再びクラブ名称を変更した上で、先ごろ新運営会社が会員に対して新クラブへの登録を要請する通知を行った。
新会社は「有限会社いわせロイヤルゴルフ倶楽部を守る会」(和田伊之介代表取締役)で、同文書や関係者によると、岩瀬管財(株)が所有するゴルフ場の土地建物にはスターファイナンス(ローンスターグループ)から任意競売の申立があり、同GC側としては、これに対抗するため会員有志、地元地権者等の協力を得て守る会を結成、有限会社として法人化したという。
一方で、競売申立に対しては協力会社の(株)関東管財マネージメントが同ファイナンスの債権を買い取り、競売で10月9日にゴルフ場施設を落札。新会社は、この関東管財から施設の賃貸を受け、運営して行くことになったという。
新会社では「今後は新法人(守る会)、新クラブで運営する」とし、会員の預託金及び岩瀬観光開発(当初の会員券発行会社)、岩瀬管財その他の今日まで係わった各法人の負債は一切引き受けないと表明。
また、分割済みの会員のプレー権は新会則に準じ保証するとして、新会社への入会届(岩瀬管財(株)への退会届含む)等の手続きを速やかに行うよう求めた。加えて、年会費の自動振替やゴルフ場での精算はJCAクラブカードの決済になると案内している。
JCAクラブカードは、ベルエアCC(群馬県)のスポンサーともなった(株)ジェーシーエー(東京都新宿区)がロイヤルGCグループの会員・顧客向けに発行するカード。同ゴルフ場は従来通り、ロイヤルグループながら、競売の危機が無くなり、運営会社は会員も参加する新会社となったものだ。
但し、前述のように新会社は会員(岩瀬管財(株)発行の会員権)のプレー権は継承するが、預託金は継承しないと表明している。
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会員には旧預託金は継承しないが、無額面で譲渡可のプレー会員権を発行した。同手続きは平成17年8月末で終了し、旧証券は無効という。なお、現在の会員数は約4300名で内3分の2程度が正会員。
旧経営時は約2800名の会員がいたが、引き続き会員権分割を受け付けた関係で会員数が増えた。移行手続きを行わなかった会員は800名程度のようだ。競売されたことにより施設所有会社ではなくなった岩瀬管財(株)(預託金発行会社)は年内で清算されるという。
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平成18年3月1日より、ゴルフ場名変更
「いわせ」を「かさま」にし、かさまロイヤルゴルフ倶楽部に。 |