ユニオンエースゴルフクラブ(埼玉県秩父郡・昭和53年開場)を経営する厚木商事(株)(東道男社長、東京都新宿区、TEL:03-3361-7181)は、クラブハウス兼ホテル(地下1階、地上11階建て)などの建物とコース用地が競売で落札されたことから、平成17年2月1日から経営が交代することを明らかにした。これにより、同GCの名変は同日から停止する。
同GCを落札し、2月から経営に当たるのは(株)善山JAPAN(ソンサンジャパン、資本金5000万円)。社長は朴正浩(パク・ジョンホ)氏で、本社はコースに置く予定。韓国・ソウルの道路工事会社・善山土地の子会社に当たるという。
同社によると、競売は同GCの債権を都市銀行から買い取った外資系の投資会社から申し立てられていた。競売の入札(最低売却価格6億5900万円)は昨年12月1日から開始され、同8日に開札された結果、入札したのは6億7100万円を提示した善山1社だけだったという。
この結果を受け、同社では競落した善山側と会員(約4500名)や従業員の扱いについて交渉を行い、基本的に継承することで合意したとしている。継続希望がある会員には年会費納入(正会員で2・4万円)を条件に、新たな金銭的負担をかけず、3万円を預託金とした譲渡可の会員証券を発行して継承する考えという。新会社側は当面、ゴルフ場名は変えずに営業する方針だ。
なお、厚木商事は「(これから継承等の手続きを終了後)いずれ当社は精算することになる」と話している。
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