ジャパンビレッジゴルフ倶楽部・営業譲渡

　平成10年開場のジャパンビレッジゴルフ倶楽部（27ホール、兵庫県篠山市今田町本荘黒石、ＴＥＬ0979-597-3888）を経営する新日本綜合開発（株）（川上義裕社長、ＴＥＬ06-6905-5700、大阪府守口市）は先ごろ、新会社にゴルフ場営業の全てを譲渡したことを会員に通知した。

　譲渡先は、ゴルフ場運営を目的に平成16年9月に設立した「（株）ジャパンビレッジゴルフ倶楽部」（住所＝コース同）で12月1日付けで譲渡したという。

　新日本綜合開発はゴルフ場の建設資金を旧・日本債券信用銀行から借り入れてゴルフ場をオープンしたが、同銀行の破綻から整理回収機構（ＲＣＣ）にその債権が引き継がれており、かねてからその債務処理が懸案だった。

　会員宛の通知では、「債権者のＲＣＣに返済を継続し、協議を重ねてきたが、数年に渡る交渉の結果、会員の預託金（全額）及びプレー権は全て新会社が現行のまま引き続き存続させ、新会社の（株）ジャパンビレッジゴルフ倶楽部は、ＲＣＣの多額の負債は承継せず、健全な経営を継続できることになった」と発表した。

　新日本綜合開発（株）はＲＣＣとの協議により、新会社への承継手続き終了後、私的に清算するとしている。

　 → 平成18年1月11日、新日本綜合開発（株）が清算手続き

　なお、新会社は従業員の雇用を継続し、料金体系、運営方針等も変わりなく運営する方針。会員権については従来の預託金額・据置期間のままで、後日新証券に差し替えると案内しており、会員権の2分割も引き続き協力をお願いするとしている。