ＧＣ四条畷（大阪）・倶楽部解散へ

　昭和35年開場で権利能力なき社団として経営を行っているＧＣ四条畷（18ホール、大阪府、梅林実理事長）に対して、同ゴルフ場の施設所有者の大盛起業（株）（大阪市、大西勉社長）が不動産の明渡しを求めていた裁判で、最高裁判所は平成16年9月17日に、同倶楽部による上告を棄却する決定を下したことから、大盛起業（株）は同ゴルフ場の経営に直接乗り出すことを明らかにした。

　同社は最高裁の決定を受けて、9月25日付けで会員宛てに通知を送付。その中で、倶楽部名称を「ゴルフクラブ四条畷」に変更し、会員のプレー権については、これまでの係争の経緯から「相応しくないと判断される会員を除く他の会員」については、入会審査をした上で手続き費用10万円で「ゴルフクラブ四条畷」の新証券を発行するという。また近日中に説明会を開く予定。

　昭和35年開場のゴルフクラブ四条畷（18Ｈ、大阪府四条畷市大字下田原2353、ＴＥＬ072-876-1501、経営＝大盛起業（株）は、10月15日から名義書換を停止し、会員募集を開始した。

　今回は平成17年1月に行った募集以来の2次募集。正会員を260万円（入会金のみのプレー会員権）で100名募集し、定員に達し募集を締め切る。入会条件は特になく、窓口はコース。現在の会員数は約1200名としている。

　なお、今回の募集に伴うコース改修や設備投資等の予定はないとしている。

　同ＧＣを巡っては既報通り、運営していたクラブ側と訴訟で争っていたが、平成16年9月に最高裁で結審されたことを受け、施設保有会社の大盛起業（株）が従来の四条畷ＣＣから現在のゴルフクラブ四条畷に変更し、新体制で営業を続けている。