ゴルフ場経営の(株)グアムインターナショナルカントリークラブ(資本金1000万円、東京都千代田区東神田1-4-13、代表島貫秀之氏ほか)は、平成14年1月15日に東京地裁へ自己破産を申請、同日、同地裁より破産宣告を受けた。
破産管財人は遠藤常二郎弁護士(東京都千代田区神田須田町1-12-9、電話03-3255-4561)。
同社は、1983年(昭和58年)5月に(株)アシビンドーの商号で設立され、当初は沖縄県八重山郡小浜島でリゾート開発に着手したが、リゾートホテル建設で計画倒れとなり、同プロジェクトは断念して休業状態に入っていた。
その後、89年10月に現商号に変更するとともに、グアム島でのゴルフ場建設事業を具体化させていたが、バブル崩壊による会員権募集の不調から資金が続かず、当時の代表が体調を崩したこともあり事業継続を断念。
93年8月に経営権を東証1部上場ゼネコン、大日本土木の系列にあるゴルフ場運営会社、鳩山スポーツランド(株)(埼玉県比企郡、登記面=東京都新宿区)などに譲渡し、94年3月に同ゴルフ場はオープンされていた。
ゴルフ場は空港およびタモンビーチのホテル街から近く(車で10分程度)立地条件には恵まれ、日本からの観光客が入場者の7〜8割を占めていた。
しかし、プレイフィー収入は当社の売り上げとはせず、現地法人の売り上げとしたため当社の売上高はほとんど発生していない状態であった。このため、ゴルフ場の運営はこれまで通りグアム現地法人が行い、過大な負債を抱える当社は破産による処理となった。
負債は約128億円。
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