大日観光(株)(資本金5000万円、大阪府大阪市中央区和泉町1-2-6、玉村光社長、従業員120人)は、平成15年10月29日に大阪地裁へ民事再生法を申請した。申請代理人は、炭竈訓(すみがま・さとる)弁護士(大阪市北区西天満4-1-4、電話06-6365-5005)。
同社は、1972年(昭和47年)12月にゴルフ場経営を目的に設立された。75年7月に「亀岡カントリークラブ」(京都府亀岡市、18ホール、7033ヤード、パー72、正会員1040名)、83年9月に「テニスガーデン枚方」(2001年4月閉鎖)、90年11月に「サングレートゴルフ倶楽部」(兵庫県三田市、18ホール、6715ヤード、パー72、正会員800名)をオープンし、92年7月期には8万5000人の来場者を集め、年収入高約15億6900万円を計上していた。
バブル崩壊以降は、来場者数の伸び悩み、プレイフィーの下落から収入高、収益ともに落ち込みが続き、2002年7月期の来場者数は6万9000人、年収入高は約9億6000万円にまでダウンし、債務超過に陥っていた。
この間、優待券の発行やセルフ営業、レディース&シニアデーなどの導入で集客力アップに努めるほか、コース管理の外部委託などで経費削減も進めてきたものの、預託金償還請求が相次いだことから、今回の措置となった。
負債は預託金94億円を含め約99億6100万円。
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