帝国データバンクより(7月12日付) https://www.tdb.co.jp/
「静岡」 (株)東名小山カントリー倶楽部(資本金5000万円、御殿場市川島田136-1、代表瀬戸克紀氏)は、7月6日に東京地裁へ自己破産を申し立て、同日に破産手続き開始決定を受けた。
破産管財人は藤井哲弁護士(東京都中央区日本橋3-3-4、永沢総合法律事務所、電話03-3273-1800)。
当社は、1972年(昭和47年)11月にゴルフ場開設を目的に設立された。会員権販売で得た資金をもとに、駿東郡小山町内にてゴルフ場の造成工事を進めたが、会員権の乱発や複数回にわたる役員交代などを背景に経営面は混乱し、ゴルフ場を開設するまでに至らなかった。
このため当社はゴルフ場施設の賃貸業に転換し、89年に別のゴルフ場運営会社によって「ギャツビイゴルフクラブ」がオープン。当社は賃貸収入を得ていた。
しかし、当社が公租公課の滞納処分等を受け、資産売却を進めざるを得なかった影響で、2023年5月にはゴルフ場運営会社との賃貸契約が終了、収入を確保できる見込みがなくなったことで営業継続を断念、今回の措置となった。
負債は債権者約1万9820名に対し約175億3100万円(うち預託金返還請求権分が約167億円)。
なお、「ギャツビイゴルフクラブ」はゴルフ場運営会社によって通常通り営業している。
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ギャツビイGC URL=http://www.gatsby-gc.com/ (表示方法)
「ギャツビイゴルフクラブ」(18H、静岡県駿東郡小山町大字新柴504-1、TEL:0550-76-0814)は、東名高速道路・足柄スマートICより3q、JR御殿場線 足柄駅より8分に位置し、全ホールから富士山を望める戦略性ある丘陵コース。
1970年代からバブル期にかけて会員権を乱発し多額の預託金を集めたという噂は、弊社設立当時から色々な業者から聞いておりました。当時の会員数に関しては、千葉の某ゴルフ場と同じで3〜5万人(10万人とも)という噂(日本で1〜2位の多さ)がありましたが、年会費を納めずに自主退会した会員もかなりいたようで、随分少なくなっているようですね。
確か、証券額面が200万円で募集金額と同じだったかと思いますが、200万円で5万人だと1000億円になりますね、10万人だと倍になります。この金は何処に消えたのでしょうか?
(株)東名小山カントリー倶楽部はこの預託金会員権の発行会社です。
同社は、ギャツビイGCの運営・営業主体ではないため、同社の破産手続開始決定後も、ゴルフ場は通常どおり営業が継続されております。現在の運営会社は、(株)ゴルフサービス(金山英植代表取締役)です。なお、名義書換は停止中で会員権相場は建っておりません、書換中でも買いが入ることは滅多にありませんでした。
< 破産手続等に関する問合せ先 >
債権者が多いことや配当見込みが立たないことから、債権者集会は開かれません。破産手続きに関する情報や債権者への連絡はホームページで伝えるということです。
(株)東名小山カントリー倶楽部 破産管財人室(コールセンター)
TEL:050-1807-6805 受付時間:月〜金曜日までの9:00〜18:00
破産管財人ホームページ https://tomei-kanzai.jp/
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