「植木カントリークラブ」(20H、熊本市北区植木町岩野3725-5)を経営する(有)友宝開発(本社コース同)が、昨年12月21日付けで熊本地裁から破産手続きの開始決定(事件番号は令和4年(フ)第370号)を受けていたことが、地元新聞等の報道により明らかになりました。
植木CC・地図(グーグルマップより)
破産管財人には、江越和信弁護士(三浦・江越法律事務所、熊本県熊本市中央区草葉町4-20、TEL:096-324-1070)が選任されている。財産状況報告集会・廃止意見聴取・計算報告の期日は今年3月16日となっている。
負債総額は約12億2300万円の見通しです。
友宝開発は、地元の宝建設が母体となって1988年12月に設立。翌年の11月に同ゴルフ場を10ホール規模でオープンさせ、最終的に20ホール(山岳コース、P75、全長5266Y)規模で昨年まで運営されてきた経緯をもつ。
同ゴルフ場は、植木インターチェンジやJR鹿児島本線植木駅から近い好立地で、プレーフィの安さで人気となっていた。しかし、バブル崩壊後の景気停滞に伴い、利用客が減少する中、2020年の新型コロナウイルス感染拡大による影響で、業績が悪化。資金繰りが限界に達したため、2022年6月にゴルフ場を閉鎖し、今回の措置となったようだ。
一季出版(株)(TEL:03-5847-3366)発行のゴルフ特信によると、
「会員債権者の多くは開場前後に100万円(預託金80万円)で入会し、数百人いた模様。ゴルフ場用地は転売先々共有権者等に権利が移転しており、管財人としてゴルフ場を再建することや権利移転先がゴルフ場を再興する動きはないようで、跡地利用で太陽光発電の情報もあるようだが、定かではない」・・と報じている。
< 参照資料 >
→ 九州で閉鎖したゴルフ場(椿ゴルフ調べ)
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