隨縁軽井沢ナインハンドレンド倶楽部・経営交代し「オーソルヴェール軽井沢Ｃ」に

　「隨縁軽井沢ナインハンドレンド倶楽部」（18Ｈ、長野県北佐久郡軽井沢町茂沢1-201、ＴＥＬ：0267-45-0900）を経営する（株）隨縁リゾートは、4月26日をもって同ゴルフ場の事業を譲渡する旨を4月23日、関東ゴルフ会員権取引業協同組合（ＫＧＫ）を通じて、各組合員に下記の通り発表がありましたので、原文のままご報告申し上げます。

　隨縁軽井沢ナインハンドレンドＣ　ＵＲＬ＝https://zuien.net/karuizawa　（表示方法）

　＊ゴルフ場名も、「隨縁軽井沢ナインハンドレンド倶楽部」 → 「オーソルヴェール軽井沢倶楽部」に変更になりましたので
　　　近々、ＵＲＬも変更になりかと思います。

　同ゴルフ場は、平成4年（1992年）8月に、当時の東京国際ＣＣ（東京）、桜ＧＣ（茨城）等を経営する国際観光開発（株）（大久保グループ）の第5弾として「軽井沢900（ナインハンドレッド）倶楽部」の名称でオープンした。

　しかし、平成14年8月に預託金の償還問題や経営不振から民事再生法を申請（負債は預託金約130億円を含み約200億円）。平成18年8月からホテルモントレーグループ（マルイトグループ）入りして、これまで運営されてきた経緯をもつ。継続会員は、預託金の1％（10年据置）が新預託金となっている。

　→ 隨縁軽井沢ナインハンドレンドＣ・過去の経緯

　同ゴルフ場のホームページには、譲渡先の詳細な案内はないものの「名称変更のお知らせ」と題し、下記のように案内されている（譲渡価格も不明）。

　隨縁グループのゴルフ場　ＵＲＬ＝https://zuien.net/

　（株）隨縁リゾート（大阪市浪速区湊町1-2-3　マルイト難波ビル、古井明徳代表）は、マルイトグループの一員として現在、国内で8ヶ所のゴルフと1ヶ所の練習場を運営している。

　（株）稲治造園工務所（本社＝大阪市北区西天満3-1-6、ＴＥＬ：06-6365-9211）
　　 稲治 和彦　代表取締役社長 　ＵＲＬ＝http://www.inaji.jp/

　昭和40年5月創立の（株）稲治造園工務所は、同社のホームページを覗いてみたところ、隨縁軽井沢の取得に関しては触れていないようだが、平成9年にゴルフ場のメンテナンス事業を開始してから、ここ最近では、

　・・・等と、日本国内・海外のゴルフ場主要団体に加盟し、同社のスポーツターフチームが、これまで200コースを超えるゴルフ場の造成・改造工事を手掛けて来たと案内されている。もしかしたら、オーソルヴェール軽井沢倶楽部も改修工事を行うかも知れませんね？

　ちなみに、（株）イナジプロパティの住所は、「東京都渋谷区恵比寿南2-3-13」となっており、稲治造園工務所の東京支社と同じで稲治代表。（株）アイエイチマネジメントは、「東京都渋谷区広尾」になっているが、両社共に令和3年2月25日に設立されている。

　参考までに、同ゴルフ場の会員権相場（名義書換料：110万円より減額キャンペーン中で38・5万円、年会費：5・5万円＝正会員、税込）は売り買い共に”ゼロ”と、低位で低迷しているようだ。なお、名義書換は4月26日より停止となります。

　　　　　↓↓↓ 令和3年4月30日追加

　オーソルヴェール軽井沢Ｃ　新ＵＲＬ＝https://www.esv-club.com/

　　　　　↓↓↓ 令和3年5月6日追加

　一季出版（株）（ＴＥＬ：03-5847-3366）発行のゴルフ特信によれば、ゴルフ場を運営するアイエイチマネジメントは、（株）稲治造園工務所の100％出資子会社で不動産を所有。（株）イナジプロパティは、（株）稲治造園工務所、関連会社の（株）ハリーズ（三宅康仁代表取締役）、関西緑化資材（株）（岡本浩行代表取締役社長）の3社が出資しているという。（株）アイエイチマネジメントと（株）ハリーズが同じ住所になっているようです。

　また、オーソルヴェールは、ゴルフ場に必要な要素である、「水」（eau）・「大地」（sol）・「緑」（vert）のフランス語だそうです。なお、やはりコースもリニューアルするそうで、女性客を増やすためにレディスティの設置やコースメンテナンス等を行うようです。