富士御殿場ゴルフ倶楽部を経営のサンユウ産業(株)が民事再生法を申請

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サンユウ産業株式会社/ゴルフ場「富士御殿場GC」経営
民事再生法の適用を申請/負債205億円
帝国データバンクより、平成31年1月31日

 帝国データバンク(平成31年1月30日付)によれば http://www.tdb.co.jp/

 「栃木」 サンユウ産業(株)(資本金6000万円、鹿沼市藤江町1548-61、登記面=東京都千代田区内神田3-2-11、代表福島範治氏、従業員39名)は、1月30日に東京地裁へ民事再生法の適用を申請した。

 申立代理人は市野澤要治弁護士(東京都千代田区麹町3-1-7、麹町誠壱法律事務所、電話03-3239-7283)。監督委員には、服部秀一弁護士(東京都千代田区大手町2-2-1、服部総合法律事務所、電話03-6262-1255)が選任されている。

 会員・債権者向けの問合せ窓口は(東京都千代田区神田須田町1-24 大一東京ビル6階、富士御殿場ゴルフ倶楽部 再生推進室、電話03-3254-8673)。

 当社は、1971年(昭和46年)6月に設立されたゴルフ場経営会社。78年9月に「富士御殿場ゴルフ倶楽部」(静岡県御殿場市18ホール、パー72)をオープン、東名御殿場IC近くと首都圏からの交通の便、比較的フラットなコースが人気となり、2003年5月期には年収入高約11億円を計上していた。

 しかし、近年はゴルフ人口の減少、既会員の高齢化による来場数減少、近隣ゴルフ場との競合によるプレー料金の下落など経営環境が悪化、近年の年収入高は約7億円まで低下していた。厳しい運営を余儀なくされるなか、会員権の償還問題を抱え、財務面では大幅な債務超過の状態となっていた。

 各種イベントを開催しビジターの来場を促すなど経営改善に取り組んできたが奏功せず、自社での再建を断念、民事再生法による再建を目指すこととなった。

 負債は2016年5月期末時点で約205億円。

 なお、パシフィックゴルフマネージメント(株)(東京都台東区)が、資金援助により支援するスポンサー基本合意契約を締結したことを公表している。

 ・・・・    ここまで    ・・・・


 富士御殿場GC URL=http://www.fggc.jp/(表示方法

 同GC(昭和53年9月24日開場、6,193Y、静岡県御殿場市神場1530-2、TEL:0550-89-3533)は、東名高速道路・御殿場ICより7q、JR御殿場線・御殿場駅より10分に位置。18ホールのうち16ホールから富士山が見える好立地な上、コース全体がフラットな中にも適度なアンジュレーションがあり距離も総じて短い丘陵コース。

 同GCホームページでは1月30日付けで、「民事再生手続申立て及びスポンサーによる支援に関するお知らせ」と題し、下記の通り案内されています。

 民事再生手続申立て及びスポンサーによる支援に関するお知らせ

平成31年1月30日
サンユウ産業株式会社
(富士御殿場ゴルフ倶楽部)
代表取締役 福島範治

 弊社は、本日、東京地方裁判所に民事再生手続開始の申立てを行いましたので、お知らせいたします(東京地方裁判所 平成31年(再)第3号)。

 会員の皆様、お取引先の皆様に、多大なるご迷惑をおかけすることになり、心よりお詫び申し上げます。

 併せて、本日、パシフィックゴルフマネージメント株式会社(PGM)とスポンサー基本合意契約を締結しましたことを、お知らせいたします。

 今後については、東京地方裁判所及び監督委員の監督、ご指導の下、スポンサーの支援を受け、民事再生手続開始申立て後も、通常どおり業務を継続して参りますので、何卒ご理解、ご協力のほど、よろしくお願い申し上げます。

 本件民事再生に関する会員様・債権者様のお問合せ窓口は,次のとおりです。

  東京都千代田区神田須田町1-24 大一東京ビル6階
  富士御殿場ゴルフ倶楽部 再生推進室
  電話03-3254-8673(代表)(平成31年1月31日より 平日10時〜16時30分受付)
  FAX:03-3254-3734

※会員様宛の通知を本日発信致しておりますが,問い合わせ先の住所について,千代田区神田須田町と
  記載すべきところを千代田区須田町と誤って記載しました。謹んでお詫び申し上げます。

 なお、同グループ(鹿沼グループ、サンユウ産業(株)の住所「鹿沼市藤江町1548-61」は、3ゴルフ場の経営会社住所と同じ)の下記3ゴルフ場も平成16年3月31日に民事再生法を申請している。

 負債総額は、鹿沼CCが471億円、鹿沼72CCが318億円、栃木ヶ丘GCが272億円、3コース共通会員の(株)ケイ・ジー百八倶楽部が155億円となっており、富士御殿場を含めると1,421億円となる(会員数が多い分、会員の預託金負債が大きくなる)。

 東京商工リサーチ(1月30日付)では富士御殿場の負債総額は約232億円で、このうち預託金債権者は1万5793名に対して約140億9500万円と報じていることから、27億円増えて1448億円となりますね。

  ・栃木ヶ丘GC (栃木)
  ・鹿沼CC   〃
  ・鹿沼72CC   〃

 参考までに、同GCの会員権相場(名義書換料15万円、年会費3万円=正会員・各税別)は、5万円の売りに対して買いは”ゼロ”となっており、低位での低迷状態が続いている。なお、会員説明会は2月5日午後2時30分に、神奈川県藤沢市の藤沢市民会館大ホール(藤沢市鵠沼東8-1、TEL:0466-23-2415)にて開催されるという。


 ちなみに、スポンサーとなるパシフィックゴルフマネージメント(株)も親会社の(株)平和を通じて同日、「当社子会社によるスポンサー基本合意契約の締結に関するお知らせ」と題して、自社ホームページで下記の通り発表しております。

 (株) 平 和 URL=https://www.heiwanet.co.jp/ir/ir_top.php

 当社子会社によるスポンサー基本合意契約の締結に関するお知らせ

平成31年1月30日
(株) 平 和
代表取締役社長 嶺井 勝也

  当社の連結子会社であるパシフィックゴルフマネージメント(株)(以下「PGM」といいます。)は、富士御殿場ゴルフ倶楽部(静岡県御殿場市、18ホール)を所有・経営するサンユウ産業(株)(以下「サンユウ産業」といいます。)のゴルフ場に係る事業の再生を支援するため、サンユウ産業との間でスポンサー支援に関する基本合意契約を締結いたしましたので、下記のとおりお知らせいたします。なお、サンユウ産業は、本日、民事再生手続の開始申立てを東京地方裁判所に行っております。

1.スポンサーとして再生支援する理由

 当社連結子会社であるPGMは、サンユウ産業のスポンサーとして、民事再生手続を通じて、運営面、資金面及び人的面の支援などによりゴルフ場に係る事業の再生を図ってまいります。

 当社は、ゴルフ場の保有・運営を行うゴルフ事業において、事業拡大のため積極的にゴルフ場の買収を行っております。今後、富士御殿場ゴルフ倶楽部がグループコースに加わることにより、保有ゴルフ場数の拡大によるスケールメリットの追求や運営ノウハウの共有により更なる収益の向上を図り、長期的に安定した収益基盤の構築を目指してまいります。

2.スポンサー基本合意の内容

  スポンサー基本合意においては、サンユウ産業の民事再生手続においてPGMの資金援助によりサンユウ産業のゴルフ場に係る事業の再生支援を行います。なお、具体的な出資等の方法や日程等は、今後、サンユウ産業が策定する再生計画案において確定される予定です。

 ・・・・    以下略    ・・・・

 発表元URL

http://irvision2next.blob.core.windows.net/6412/ir/12518534367399999999_d26f9c6a-c732-4ce3-9839-5a2b96b14632.pdf


 PGMグループゴルフ場 https://www.pacificgolf.co.jp/

 静岡県にあるPGMグループのゴルフ場
  ・相良カントリー倶楽部 https://www.pacificgolf.co.jp/sagara/
  ・富士チサンカントリークラブ https://www.pacificgolf.co.jp/fuji/
  ・三木の里カントリークラブ https://www.pacificgolf.co.jp/mikinosato/
  ・三島ゴルフ倶楽部 https://www.pacificgolf.co.jp/mishima/


     ↓↓↓ 令和元年12月3日追加

 令和2年1月15日より、ゴルフ場名称を変更しPGMグループゴルフ場として運営を開始(予定)

 「富士御殿場ゴルフ倶楽部」 → 「御殿場東名ゴルフクラブ

 新URL=https://www.pacificgolf.co.jp/gotembatomei/

     ↓↓↓ 令和元年12月3日追加

 富士御殿場GC、サンユウ産業(株)の再生計画案が認可決定確定

 既報通り、民事再生手続き中で「富士御殿場ゴルフ倶楽部」の経営会社・サンユウ産業(株)の再生計画案決議が、11月6日期限の書面決議で行われ賛成多数で同日認可決定を受け、 12月3日に認可決定が確定した。

 再建方法は、パシフィックゴルフマネージメント(株)(PGM)をスポンサーに迎え、同GCのゴルフ場事業を新設分割により新設する御殿場ゴルフ(株)に譲渡し、新設会社の全株式をPGMが取得するもので、サンユウ産業は譲渡代金を債権者への弁済資金に充てるとしている。

 債権者への弁済方法は開示していないが、継続会員には無額面のプレー会員権を発行、PGMグループの会員特典も受けられるという。

情報掲載に関するお知らせ

 本記事に関する詳細情報は、当社までご連絡していただきましても、事情が把握できてないためご説明をさせて頂くことが出来なせんので、直接コースにお問い合わせ下さい。今後も椿ゴルフは「信用・実績」をモットーに、情報サービスを提供して参りますので、今後ともよろしくお願い申し上げます。

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