「浮羽カントリークラブ」(平成9年6月開場、18H、福岡県うきは市浮羽町新川4094、TEL:0943-77-8585)を経営する築炉事業の(株)ヤマサキ(福岡県大牟田市大字橘11、TEL:0944-58-1366、山ア一正代表取締役社長)が、昨年8月に同ゴルフ場を高尾病院グループに売却し経営交代していることが判明した。
同CCは、大分自動車道/杷木ICより12q、JR久大本線・浮羽駅から約15分に位置。杉本英世プロ監修で戦略性の高いバラエティに富んだ全長6,729ヤードの丘陵コース。
浮羽CC URL=http://www.ukiha-cc.com/ (表示方法)
また、高尾病院グループは、医療・看護・介護・健康に関するサービスを提供する医療法人の好古堂(佐賀県鳥栖市高田町210-1)のグループで、浮羽CCの経営はユーシーシー企画(株)(演本信子社長、うきは市浮羽町新川4581-90、電話コース同)が行っているという。
高尾病院グループ URL=http://www.koukodou.or.jp/
一季出版(株)(東京都台東区浅草橋1-9-13 TEL:03-3864-7821)発行のゴルフ特信によれば、昨年8月1日に(株)ヤマサキから学校法人高尾学園(福岡県小郡市)に所有権が移転。会員(約200名)の預託金(600万円)は全額返還されたようだ。
ちなみに、ヤマサキは現在、九州オープンゴルフ選手権等を開催したこともある九州屈指のゴルフ場・「玉名カントリークラブ」(昭和51年10月開場、熊本県玉名市石貫3987、TEL:0968-74-9111)を経営しており、浮羽CCは同社の第2弾のゴルフ場だった。
(株)ヤマサキ |
URL=http://www.yamasaki-grp.co.jp/ |
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玉名CC |
URL=http://www.tamana-cc.com/ |
浮羽CCは名義書換停止中のため会員権相場は建っていなかったが、玉名CC(会員数約700名)は今日現在、売り200万円に対し買いは180万円(名変料50万円、年会費無料)と経営母体がしっかりしていることもあり結構高値で取引されているようだ。
あくまで個人的な意見ですが、昨今よく見られる会員を無視したゴルフ場の転売や閉鎖、また経営者の逃避(下田CC=静岡やルーセントCC=新潟)。弊社でも数多くの記事を取り上げてきましたが、会員の預託金を全額返還した上での転売や閉鎖するケースは極々僅かのゴルフ場でしか見られません。
バブル崩壊以降、法的整理を行ったゴルフ場の負債総額は約16・6兆円、もちろん金融債務も含みますが、会員の預託金がかなりを占めております。ゴルフ場経営者の皆さんには最後まで責任をとってほしいものですね。今回の浮羽CCのように!
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