(株)吉野(資本金3億9200万円、宮古島市城辺保良940-1、代表岩崎拓氏、従業員28名)は、7月4日に那覇地裁へ民事再生法の適用を申請し、同日、保全命令を受けた。
申請代理人は植松泰子弁護士(東京都港区虎ノ門1-13-3、電話03-3580-0123)ほか。監督委員には阿波連光弁護士(那覇市前島2-9-13、電話098-941-0660)が選任された。
当社は、1993年(平成5年)8月に、地元の建設会社が主体となって設立されたゴルフ場。96年12月に18ホールのゴルフ場「オ−シャンリンクス宮古島」をオープンし、ピーク時の年売上高は約8億円を計上していた。
しかし、その後は景気後退によりプレー客が減少し売り上げが低迷。初期設備投資が負担となり、大幅な債務超過となって苦しい運営が続いていた。
このため、2007年3月、株式が売却され、2010年10月にはゴルフ場運営コンサルテイング会社に運営を委託していたが、今年中には預託金1億8400万円の償還を迎えることもあり、今回の措置となった。
負債は約56億9000万円。
・・・・ 記事は、ここまで
椿ゴルフ追加
平成18年に宮古島市の地場大手建設会社関連としてオープンしたが、平成19年3月には同親会社の事業再生に絡んで(合同)村雨インベストメンツを親会社としたグループ企業(本土企業)へ株式を売却して、地場建設会社と経営上の関係は切れていた模様。
負債総額の内、預託金総額が13億4500万円で債権者数は650人(債権者の大多数が会員)。
再建の基本方針は、 @ 親会社である村雨インベストメンツの支援を受けながらオーシャンリンクス宮古島の営業を
継続し自主再建を目指す。
A 再生計画案が認可されることを条件に、債務について一部免除を受ける。
・・・・としているという。
尚、債権者への説明会は7月12日に、那覇市の教育福祉会館大ホールと宮古島市のマティダ市民劇場で行われる。
オーシャンリンクス宮古島のHP=http://www.ocean-links.co.jp
18ホール、沖縄県宮古島市城辺字保良940-1、TEL0980-77-8900
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