相次いで保有ゴルフ場を売却してきた米国の投融資会社・シティグループだが、最後の1コースでパプリックの水上高原ゴルフコース(群馬県、TEL:0278-75-4841)及びリゾート施設を、楽天の三木谷浩史氏の個人資産管理会社・(株)クリムゾングループ(東京都、三木谷代表)が買収し、傘下に収めたことが判明した。
同G場含むリゾート施設のホテル、スキー場等を保有・経営する水上高原リゾート(株)の株式を取得し経営交代したもので、4月からクリムゾングループの子会社となった。ゴルフ場名や運営形態の変更はなく従来通りとしている。
尚、クリムゾングループは、三木谷家の個人資産管理会社で三木谷夫妻と並ぶ楽天の大株主。サッカーチームのヴィッセル神戸や東北楽天ゴールデンイーグルスの経営会社とは異なるが、サッカーに野球それに今回はゴルフと、三木谷氏は結構目立つスポーツが好きなようである。
ちなみに、同ゴルフ場(当時、水上高原ゴルフ場)及びリゾート施設(同、水上プリンスホテル)は西武グループが昭和61年に開場させたが、平成19年3月に約33億円でシティグループに売却したもの。
シティグループのゴルフ場及びリゾート施設売却の変遷、
・平成21年3月、津軽高原ゴルフ場(青森)をエビハラスポーツマン(株)に売却
・平成22年3月、ニセコヴィレッジGコースとニセコGコースをマレーシアのYTLに売却
・平成22年4月、ナクア白神H&Rを韓国系企業に売却
・平成23年3月、水上高原ゴルフコース(群馬)を楽天グループに売却
シティグループは、西武グループから5コースを取得し保有していたが、上記の通り今回の水上高原ゴルフコースの売却で保有ゴルフ場はなくなった。
|