(株)アコーディア・ゴルフグループの三重県下のゴルフ場(8コース)を経営する(株)アコーディアAH11とAH12は、三重県ゴルフ連盟(以下=MGA、三重県津市西丸之内21-19、TEL:059-228-5616、諸戸精孝会長)を除名されたことを不服として、連盟への地位確認を求め、5月20日津地方裁判所に提訴したことが判明した。
MGAは、「生涯スポーツとしてのゴルフ環境作り」を目的に、県下のゴルフ場の利用者から任意に寄付金(三重県ゴルフ振興基金、入場者一人30円、)拠出して貰っており、アコーディアのゴルフ場はこれを滞納したとの理由で、4月1日付けで除名としたもの。
アコーディア側は、寄付金はあくまで任意であり「支払い義務」ではない、弊社では基金の趣旨を利用者に明示した上で、受入籍を設置して徴収(あくまで任意)し、その全額をMGAに送金しており”滞納”した事実はない。また、定められたMGAの年会費も支払っており、その他の諸規約等も遵守しており、除名処分は無効であると主張。
MGAでは、”任意”を明示せずに、プレー費から徴収(義務的に)していた模様。アコーディアは、この除名で、中部ゴルフ連盟(県連盟加盟が条件)や岐阜県連盟でも資格停止扱いとなっており、連盟主催競技の参加も拒否される事態になっているという。
私的には、アコーディアの「寄付金はあくまで任意」に賛同します。いくら「生涯スポーツとしてのゴルフ環境作りを目的に」なんて格好良いことを掲げても、それをプレヤーが理解しての寄付でなければ意味がなく、プレー費から半ば強制的に徴収するのはいかがなものかと思いますが・・・?
三重県ゴルフ連盟のホームページ
三重県ゴルフ連盟は、三重県のゴルフ場が主体となり、ゴルフ倶楽部の相互の発展と親睦の絆を深めるために結成され、アマチュアゴルファーの健全な発展を期して発足。行政当局との関係を密にして、明るい地域社会の建設に貢献することを目的としている。 |
ちなみに、基金に関する掲載ページを探してみました、「楽しいゴルフを求めて、今、連盟がすべきこと」諸戸精孝会長の挨拶の中で、
問) 三重県ゴルフ連盟にはゴルフ振興基金というのがありますが、それはどんな目的のお金ですか。
ゴルフ場に来られた方から一人当たり30円をいただいていますが、それがゴルフ振興基金です。このお金は、生涯スポーツとして、老若男女が楽しんでいただけるようゴルファーの裾野を積極的に広げるお金です。・・・略
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と書かれておりました(見つけるのに苦労しました)。基金を徴収しているMGA加盟ゴルフ場(フロント等)には書かれてないのでしょうか?
両者の言い分を聞いてみないと事実関係は分かりませんが、裁判まで起こす必要性があるものか?話し合いによる解決はできないものでしょうかね。まあ〜、話し合った上での”結論”での結果でしょうが。
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